...富樫があとを追って...
泉鏡花 「瓜の涙」
...富樫の出も尋常であるし……旅の衣から...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで富樫との問答になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...富樫の施物(せもつ)を受取って...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで、富樫が引込むと、「ついに泣かぬ弁慶も一期(いちご)の涙ぞ殊勝(しゅしょう)なる」から「判官(ほうがん)御手(おんて)を取り給い」の順序になるべきはずのところを、判官を初め、四天王残らずの山伏と、強力が、ずんずん舞台を引込んでしまい、あとは弁慶一人舞台...
中里介山 「大菩薩峠」
...富樫に咎(とが)められて...
中里介山 「大菩薩峠」
...富樫左衛門尉(とがしさえもんのじょう)みたいな顔をしております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そこは昔佐々成政(さっさなりまさ)に攻め立てられて逃げ場を失った富樫政親(とがしまさちか)が馬上から城砦の池に飛び込んだ古戦場であった...
室生犀星 「幼年時代」
...馬と一しょに飛び込んだ富樫政親の姿が...
室生犀星 「幼年時代」
...「富樫って武士(さむらい)はまだ池の中に生きているの...
室生犀星 「幼年時代」
...三升の富樫、猿蔵(さるざう)の義経で、寿海が辨慶に扮したのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これは越前の斎藤家から出た有名なる富樫(とがし)家の庶族であるらしく...
柳田國男 「名字の話」
...「方々は何故に」と富樫に立ちかかって行く翁の顔がトテモ恐ろしかった……とよく人に話していたという...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...牧野事務員が富樫に扮して滑稽勧進帳を演じて居る頃わが※田丸は香港(ホンコン)の港口(かうこう)に着いて居た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...加賀の富樫(とがし)...
吉川英治 「私本太平記」
...富樫さんと覚えている...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...富樫さんの主人は...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...富樫夫人の家は留守だった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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