...富士見町、桜間邸...
高浜虚子 「六百句」
...富士見町のある賑やかな通りであったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...富士見町に行っても...
豊島与志雄 「女と帽子」
...同夜富士見町五丁目なる明星發行所に赴くに...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...明治十八年『東京流行細見記』には府下一般芸者之部といふ条(くだり)に、富士見町の部、小春、小ぎく、小とく、小すず、長吉の五名を出せるのみ...
永井荷風 「桑中喜語」
...待合の富士見町にあるもの菊の家...
永井荷風 「桑中喜語」
...建物会社員永井喜平富士見町登記所に赴き...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...先刻(さっき)富士見町で芸者から聞いたはなしも思い出されるがまま...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...ところが案外にもそれは富士見町の雅楽稽古所からの案内状であった...
夏目漱石 「行人」
...切崖の上と下とに男居てもの云ひ交はす夕月夜かなこれも富士見町辺で見掛けられた小景を其の儘切り取つたもの...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...富士見町の家の直ぐ上に金春の舞台があつて鼓の音はそこから常にきこえて来た...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...斯うなれば富士見町の崖下に捨去られた一本のストオヴも大したものである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...富士見町の芸妓に恋して...
牧野信一 「貧しき日録」
...富士見町の方は三日午後より七日迄留守の由です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いそいで富士見町の方へ曲って家へ辿りついたら先生オーバーを着て出かけるところ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...精里の此邸宅は今の麹町富士見町で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...富士見町に下宿しているということを亀重君にきいて知っていた...
山之口貘 「野宿」
...麹町富士見町の下宿にかれを案内して...
山之口貘 「私の青年時代」
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