...歴史小説「八極志」は、大宋北院枢密使制置使之一趙擴所撰の筆記が元の沙陀人康熙によって漢訳され、四部叢刊十六に收録されたものを基にした創作小説です...
...Mを密使として送った上海の同志等は...
大杉栄 「日本脱出記」
...ロンドンに密使を送られんことを乞うた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...竹下参謀が、その内命を受けて、密使として、北支へ赴く事になった...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...こんな密使の形式をとることはないんだ...
山本周五郎 「新潮記」
...片倉隼人(はやと)が「涌谷(わくや)から密使が来ている」と告げた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...三郎様の密使でしょう』八雲は霊覚者の宣示(せんし)のように...
吉川英治 「篝火の女」
...敵方の密使二騎で...
吉川英治 「三国志」
...いかにも私は密使です...
吉川英治 「三国志」
...蜀境の国防方針がひとまず定まったと思うと、呉に面している揚州の司馬大都督曹休(そうきゅう)から上表があって、(呉の陽(はよう)の太守周魴(しゅうほう)は、かねてから魏の臣に列したい望みをもらしていたが、今、密使をもって、七ヵ条の利害を挙げ、呉をやぶる計を自分の手許まで送ってきた...
吉川英治 「三国志」
...しきりに密使を関東へやり...
吉川英治 「私本太平記」
...蜂須賀村へ密使が来たわけだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...第一の密使も、第二の使いも、梨(なし)のつぶてなので、左馬介は、おとといも、追っかけに三度目の使いを駿府へやって、(今を措(お)いては)と、急を促していた折も折なのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...「どこにおるのか、その主水(もんど)なる者は」「ただ今でも、稲葉山の城下に仕えておると思いますが」「又十郎を、密使にやって、主水と聯絡がとれまいか」「必要とあれば、遣(つか)わしましょう――」と、彦右衛門は答えてから、「御用向きは」「主水(もんど)を用いて、大沢治郎左衛門を、斎藤家から離反させ――そしてまた、その大沢治郎左衛門を用いて、美濃三人衆の人物を、一人一人歯を抜くように抜いてゆくという順序だが」「三人衆は抜けますまいが、幸いなことには、主水は兄とちがって、利慾に敏(さと)い人間ですから、これは利をもってすれば、使えましょう」「いや、鵜沼の虎を動かすには、主水だけでは力が足らぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
...寝返る可能性がかならずある)毛利の密使や大坂本願寺の密客が...
吉川英治 「新書太閤記」
...鳩の密使はどうしたろう?」住吉村へ万吉を救いに行って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...江戸からの密書密使のたえまがない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...宮のご密使を阻(はば)む理由は父にもありますまい」「しかし...
吉川英治 「源頼朝」
...思うに、院の密使公朝が、鎌倉へ着いたその夜か翌朝にでも、すぐ出した早馬にちがいない...
吉川英治 「源頼朝」
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