...歴史小説「八極志」は、大宋北院枢密使制置使之一趙擴所撰の筆記が元の沙陀人康熙によって漢訳され、四部叢刊十六に收録されたものを基にした創作小説です...
...其の使者と入れ違いに衛の太子からの密使が晋に届いた...
中島敦 「盈虚」
...治部少輔三成からの密使が到着した...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「下総(しもうさ)の中田宿(なかたじゅく)で松山どのからの密使に会った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...久世侯から密使が来て私が呼ばれ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ずっと以前からネバ河口の信号所の地下室で作り出して欧羅巴(ヨーロッパ)方面の密使に使用しておったものじゃが...
夢野久作 「人間レコード」
...敵の安中三郎進から八雲のところへ密使をよこしたのを...
吉川英治 「篝火の女」
...敵方の密使二騎で...
吉川英治 「三国志」
...べつに発せられた密使があったにちがいない...
吉川英治 「私本太平記」
...勅の密使をくだして来たものにちがいない...
吉川英治 「私本太平記」
...その尊氏の股肱(ここう)であり密使でもある自分を...
吉川英治 「私本太平記」
...それはきわめて秘密(ひみつ)なことだ」「では都から密使(みっし)が見えられたのか」「とにかく...
吉川英治 「神州天馬侠」
...山城守道三の密使が...
吉川英治 「新書太閤記」
...「どこにおるのか、その主水(もんど)なる者は」「ただ今でも、稲葉山の城下に仕えておると思いますが」「又十郎を、密使にやって、主水と聯絡がとれまいか」「必要とあれば、遣(つか)わしましょう――」と、彦右衛門は答えてから、「御用向きは」「主水(もんど)を用いて、大沢治郎左衛門を、斎藤家から離反させ――そしてまた、その大沢治郎左衛門を用いて、美濃三人衆の人物を、一人一人歯を抜くように抜いてゆくという順序だが」「三人衆は抜けますまいが、幸いなことには、主水は兄とちがって、利慾に敏(さと)い人間ですから、これは利をもってすれば、使えましょう」「いや、鵜沼の虎を動かすには、主水だけでは力が足らぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
...きょうはこの帷幕(いばく)から急使或いは密使として立つ者が八方へ急いでいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...一益から密使の命をうけた甥の滝川長兵衛は...
吉川英治 「新書太閤記」
...すぐ密使をやって...
吉川英治 「新書太閤記」
...鳩の密使を飛ばして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...教書は密使の手から諸州に奔(はし)り...
吉川英治 「宮本武蔵」
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