...けれども私は心密かに...
今井邦子 「誠心院の一夜」
...あれは僕が密かに盛った魔薬の働きなのだ...
海野十三 「火葬国風景」
...密かに佐渡の金を埋め隠したのじゃ」「佐渡の金山奉行...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...附き従う者共も具足や兜(かぶと)などを密かに挟箱(はさみばこ)に入れて持ち歩き...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...密かに己等が部屋へ來れと乞ふて...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...みんなは各自の胸から胸へ流れてゐる結合した心持の勝利を密かに感じながら...
南部修太郎 「猫又先生」
...芝生に沿って密かに進む先の邸宅は真っ暗だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...密かにほくそ笑む連中...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...しかも未見のうちから密かに会見を楽んでやってきた今度私と新守座へ割看板の...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...かねて私の家庭の不幸を密かに憐れんで橋本(圓馬の姓)にも似合わないと言っていてくれた三木さんは...
正岡容 「わが寄席青春録」
...ただ密かに会うだけである3)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...どれだけ密かにその線を伝って流れてくるであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...密かに売買いするのであったが...
夢野久作 「名娼満月」
...密かに禁中へ罷(まか)り...
吉川英治 「私本太平記」
...――でも、死を賭して、今まで頑張っていたが、やがて鷺山(さぎやま)一円では、密かに、出兵の備えらしく、凡(ただ)ならぬ様子が見えたに依って、御城下に火の手が揚っては、もはや大事と、駒を急がせて、戻って来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...かねて燕青の身に万一があってはと案じて山寨(やま)から密かにこれへ来ていた――玉麒麟(ぎょくきりん)の盧俊儀(ろしゅんぎ)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...密かに苦心している天満(てんま)浪人の何某(なにがし)とやらいう者もあるという噂...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...時政も密かに列していた...
吉川英治 「源頼朝」
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