...密々(ひそ/\)と話聲が起りかけた...
石川啄木 「足跡」
...機愈熟したりと見え服部檢事は各署に到りて密々打合を爲し...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...小一時間許りも密々(ひそひそ)語つてゐた...
石川啄木 「天鵞絨」
...いずれ密々話(ひそひそばなし)さ...
泉鏡花 「婦系図」
...行持は綿々密々でなければならない...
種田山頭火 「旅日記」
...睦まじそうに密々話(ひそひそばなし)をしているような事もある...
二葉亭四迷 「平凡」
...主人の三右衛門と何か密々(ひそひそ)と話し込んでいたが...
吉川英治 「下頭橋由来」
...「いやそれも極く密々のご内意――と申すは...
吉川英治 「剣難女難」
...――密々には四天王寺からいろいろ援助をうけていたが...
吉川英治 「私本太平記」
...密々な大事の儀は...
吉川英治 「私本太平記」
...幕府討伐のもくろみが密々はこばれているともいわれた」「…………」「やがて正中ノ変となった...
吉川英治 「私本太平記」
...さっそくにも、劉(りゅう)君は、北京府(ほっけいふ)へ潜行して、生辰綱(しょうしんこう)の輸送路を、どの道にとるか、護送の人員はどれほどか、またその宰領(さいりょう)は何者なるかなど、密々探って、その都度(つど)知らせてもらいたいものだが」「いやいや、その儀ならば――」と、公孫勝が口をさしはさんだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...密々声をひそめ合っていたのだから...
吉川英治 「新・水滸伝」
...これとも密々な手筈を打ちあわせ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...連れて来てみろ」密々...
吉川英治 「新・水滸伝」
...しかも天狗が二人して密々(ひそひそ)ばなしだ...
吉川英治 「源頼朝」
...密々(ひそひそ)いう辺りの声に...
吉川英治 「源頼朝」
...他の少年座員達が何か密々(ひそひそ)と囁き合いながら...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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