例文・使い方一覧でみる「密々」の意味


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...予は聊(いささ)か密々に御意(ぎょい)得たい仔細(しさい)がある...   予は聊か密々に御意得たい仔細があるの読み方
芥川龍之介 「邪宗門」

...何か密々(ひそひそ)話し合つて笑つた事...   何か密々話し合つて笑つた事の読み方
石川啄木 「菊池君」

...二人はまだ何か密々(ひそ/\)と語り合つてゐたが...   二人はまだ何か密々と語り合つてゐたがの読み方
石川啄木 「天鵞絨」

...田舍言葉で密々(こそ/\)話合つた...   田舍言葉で密々話合つたの読み方
石川啄木 「天鵞絨」

...密々話(ひそひそばなし)に小一時間もかゝつて...   密々話に小一時間もかゝつての読み方
石川啄木 「天鵞絨」

...密々(こそこそ)と其事を語り合つてゐた...   密々と其事を語り合つてゐたの読み方
石川啄木 「天鵞絨」

...先聖古徳の行持綿々密々なるにうたれる...   先聖古徳の行持綿々密々なるにうたれるの読み方
種田山頭火 「其中日記」

...行持は綿々密々でなければならない...   行持は綿々密々でなければならないの読み方
種田山頭火 「旅日記」

...密々(ひそひそ)と言う...   密々と言うの読み方
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」

...密々(ひそひそ)とささやき合っている話の方に...   密々とささやき合っている話の方にの読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...幾日かは家臣同志のあいだで密々(みつみつ)相談していたものであったが...   幾日かは家臣同志のあいだで密々相談していたものであったがの読み方
吉川英治 「黒田如水」

...――さすれば当然、坊門殿、千種殿までも、やッ気となって、「刺客の使命も果さず、あまっさえ、女を奪ッて逃げた烏丸どのの下(げろう)こそ、章房以上に、生かしてはおけぬ奴」と、密々、草の根も分けよと、叱咤(しった)されているに相違ない...   ――さすれば当然、坊門殿、千種殿までも、やッ気となって、「刺客の使命も果さず、あまっさえ、女を奪ッて逃げた烏丸どのの下こそ、章房以上に、生かしてはおけぬ奴」と、密々、草の根も分けよと、叱咤されているに相違ないの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...密々同志をつのるため...   密々同志をつのるための読み方
吉川英治 「私本太平記」

...正成殿に密々お会いしたいことがあって...   正成殿に密々お会いしたいことがあっての読み方
吉川英治 「私本太平記」

...ふたたび密々(ひそひそ)と駒を進めた...   ふたたび密々と駒を進めたの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...これほど密々に運んだことが」呟(つぶや)きも...   これほど密々に運んだことが」呟きもの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...密々に送り出すはずですが...   密々に送り出すはずですがの読み方
吉川英治 「新・水滸伝」

...密々声をひそめ合っていたのだから...   密々声をひそめ合っていたのだからの読み方
吉川英治 「新・水滸伝」

「密々」の読みかた

「密々」の書き方・書き順

いろんなフォントで「密々」


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