...兄弟一緒に寄越すさ...
石川啄木 「足跡」
...兎に角弟の方も今年から寄越すさ...
石川啄木 「足跡」
...嘘にしろ何にしろこんな葉書まで寄越す筈がありません...
石川啄木 「葉書」
...当分東京さ置ぐからつて手紙寄越す筈にしたものす...
石川啄木 「天鵞絨」
...などと手紙を寄越す...
泉鏡花 「薄紅梅」
...悦子が淋(さび)しがって頻(しき)りに呼びに寄越すのと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...前より頻繁(ひんぱん)に手紙を寄越すようになってはいた...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...樹明君から酒を寄越す...
種田山頭火 「其中日記」
...あんな手紙をおれに寄越すとは! よくああまで図々しく空が使えたものだ! しかし...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...給仕女に名刺を持たせてお話をしたい事があるからと言って寄越す人が多い時には一夜に三四人も出て来るようになった...
永井荷風 「申訳」
...やがて満洲の方から便りを寄越すようになった...
原民喜 「翳」
...魚芳は北支から便りを寄越すようになった...
原民喜 「翳」
...遂に主の歡(よろこ)びの内に召されたと云つて寄越すだらうと思ふ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...画を描いたり手紙を書いたりして寄越す...
牧野信一 「サクラの花びら」
...出入の車宿から車を一臺寄越すやうにといひつけたりしました...
正宗白鳥 「奇怪な客」
...退院して後に彼女宛に寄越す礼状の長いこと長いこと...
夢野久作 「少女地獄」
...そういう噂をひろめれば司祭王の方から迎いを寄越すかも知れぬと考えたのであるから...
和辻哲郎 「鎖国」
...純忠が送って寄越すその家臣たちに日々洗礼を授けることであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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