...寂漠な風景が広がっていた...
...砂漠の寂しさを感じる寂漠な旅路...
...寂漠に佇む一人の旅人...
...寂漠な空気が漂う廃墟...
...彼女の目に憂いの寂漠が浮かんでいた...
...寂漠の情は以前に倍せしとともに同宗教における親愛の情は実に骨肉も啻(ただ)ならざりき...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...吁々、雲は萬有を幽邃となし、寂漠なして、而かも莊麗、遂に及びがたし...
長塚節 「草津行」
...何時でもそれは寂漠だ...
中原中也 「山羊の歌」
...僕はその寂漠の中にすつかり沈静してゐるわけでもない...
中原中也 「山羊の歌」
...何となく寂漠(せきばく)の感がある...
夏目漱石 「倫敦消息」
...氷と霧にとじられた荒凉寂漠たる島に...
久生十蘭 「海豹島」
...死相をおびて寂漠と静まりかえっている...
久生十蘭 「新西遊記」
...苔原(ツンドラ)と Radio寂漠たる苔原(ツンドラ)地帯...
久生十蘭 「地底獣国」
...「これは何という寂漠(せきばく)とした...
室生犀星 「みずうみ」
...眠元朗は全く明瞭(はっきり)すぎるくらい明らかな寂漠(さび)しい風表(かざおもて)に佇(た)っているような顔をしていた...
室生犀星 「みずうみ」
...多門の心にはこれまでになく寂漠(せきばく)としたあるものが感じられ...
室生犀星 「ゆめの話」
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