例文・使い方一覧でみる「寂寞」の意味


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...そしてその後は寂寞(せきばく)としている...   そしてその後は寂寞としているの読み方
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」

...咄嗟(とっさ)に寂寞(せきばく)とした日当りの地の上へ...   咄嗟に寂寞とした日当りの地の上への読み方
泉鏡花 「婦系図」

...どうすることも出来ないような漂泊(さすらい)の悲哀と寂寞(せきばく)とに包まれながら...   どうすることも出来ないような漂泊の悲哀と寂寞とに包まれながらの読み方
近松秋江 「狂乱」

...泊せんものは寂寞の思に堪へずつぶやかむ...   泊せんものは寂寞の思に堪へずつぶやかむの読み方
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」

...寂寞(せきばく)たる曠野(こうや)と力強い海との風が...   寂寞たる曠野と力強い海との風がの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...幾月も寂寞(せきばく)のうちに暮らしてきたので...   幾月も寂寞のうちに暮らしてきたのでの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...クリストフがどうして自分の魂の寂寞(せきばく)に馴(な)れることができ...   クリストフがどうして自分の魂の寂寞に馴れることができの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...夏の昼過ぎの明(あかる)い寂寞(せきばく)は...   夏の昼過ぎの明い寂寞はの読み方
永井荷風 「海洋の旅」

...北米の荒原は偉大なる悲哀寂寞の中(うち)に自分を恍惚たらしめた...   北米の荒原は偉大なる悲哀寂寞の中に自分を恍惚たらしめたの読み方
永井荷風 「新歸朝者日記」

...炎天の明(あかる)い寂寞の中(うち)に二挺(ちょう)の三味線は実によくその撥音(ばちおと)を響かした...   炎天の明い寂寞の中に二挺の三味線は実によくその撥音を響かしたの読み方
永井荷風 「夏の町」

...いつまでも動くもののない――子供はとうに寝入り込んで居た――夜の寂寞に堪へられなかつた...   いつまでも動くもののない――子供はとうに寝入り込んで居た――夜の寂寞に堪へられなかつたの読み方
平出修 「夜烏」

...――みずからを無用の人間と観ずる寂寞(せきばく)ほど深いものはあるまい...   ――みずからを無用の人間と観ずる寂寞ほど深いものはあるまいの読み方
本庄陸男 「石狩川」

...烈々たる寒風に吹き荒まれて目のあたりに魂を引き千断られる思ひの切実なる寂寞と...   烈々たる寒風に吹き荒まれて目のあたりに魂を引き千断られる思ひの切実なる寂寞との読み方
牧野信一 「痩身記」

...その音が寂寞(せきばく)を破ってざわざわと鳴ると...   その音が寂寞を破ってざわざわと鳴るとの読み方
森鴎外 「寒山拾得」

...然るに今日では海との縁が殆と絶えて唯寂寞たる門前町に變化して仕舞つたのです...   然るに今日では海との縁が殆と絶えて唯寂寞たる門前町に變化して仕舞つたのですの読み方
柳田國男 「潟に關する聯想」

...征韓(せいかん)の大役(たいえき)にかかってからとみに落陽寂寞(せきばく)の感ある大坂城の老太閤(たいこう)に比して...   征韓の大役にかかってからとみに落陽寂寞の感ある大坂城の老太閤に比しての読み方
吉川英治 「剣の四君子」

...あとの寂寞(せきばく)とした大気の中にほしいままな舞躍(ぶやく)の声をあげている...   あとの寂寞とした大気の中にほしいままな舞躍の声をあげているの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

...地球のあらゆる謎を秘めた寂寞たる中心地にいて...   地球のあらゆる謎を秘めた寂寞たる中心地にいての読み方
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」

「寂寞」の読みかた

「寂寞」の書き方・書き順

いろんなフォントで「寂寞」


ランダム例文:
邪魔になる   堂塔伽藍   ヒロイック  

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