...八寂光院の門はひたと鎖してある...
高濱虚子 「俳諧師」
...寂光院は尼寺の筈だ...
高濱虚子 「俳諧師」
...人の世を橋にて隔て門を鎖ぢて隔てた此深雪の中の寂光院には人の世の暖か味は先の鐡瓶の湯の外には何物も無い...
高濱虚子 「俳諧師」
...その名声を以てすると三千院にもまさる寂光院...
中里介山 「大菩薩峠」
...寂光院の塔頭(たっちゅう)に新たなる庵(いおり)を結んだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...寂光院には美しい尼さんがいるという話だが...
中里介山 「大菩薩峠」
...マクベスの門番が怖(おそろ)しければ寂光院のこの女も淋しくなくてはならん...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...そのうちに寂光院は姿も見えないくらい遥(はる)かあなたに馳け抜ける...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...肝心(かんじん)の寂光院事件はまだ出て来ない...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...今度は寂光院が襲って来る...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...それから寂光院の不思議な現象に逢ってその現象が学問上から考えて相当の説明がつくと云う道行きが読者の心に合点(がてん)出来ればこの一篇の主意は済んだのである...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...妹は余の推量に違(たが)わず例の寂光院であった...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...西海の青にも似たる山分けて閼伽の花摘む日となりしかなこれは寂光院に入られた建禮門院の上である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...松珠は寂光院内の寂如軒(じやくによけん)に住んでゐた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その妻が「寂光院妙照日修大姉」とし...
森鴎外 「渋江抽斎」
...寂光院の尼さんが...
吉川英治 「折々の記」
...世を避けた歌法師はともかく、清盛のむすめ平ノ徳子(建礼門院、高倉帝ノ中宮、幼帝安徳天皇ノ母)が壇ノ浦の後、ここの寂光院に、三十の若さを送ったのは、あわれである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...おととし一遊した大原の寂光院の小松智光尼から便りをいただいた...
吉川英治 「随筆 新平家」
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