...「寂光院はまだ遠いですか」と三藏は茶店の婆さんを顧みる...
高濱虚子 「俳諧師」
...「寂光院さんどすか...
高濱虚子 「俳諧師」
...それが寂光院さんどす」と婆さんは答へる...
高濱虚子 「俳諧師」
...「寂光院の水仕(みずし)をつとめておりましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...寂光院の塔頭(たっちゅう)に新たなる庵(いおり)を結んだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...かの寂光院へ入らせおはします...
中里介山 「大菩薩峠」
...寂光院には美しい尼さんがいるという話だが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その隣には寂光院の屋根瓦(やねがわら)が同じくこの蒼穹(そうきゅう)の一部を横に劃(かく)して...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...マクベスの門番が怖(おそろ)しければ寂光院のこの女も淋しくなくてはならん...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...いきなり石段を一股(ひとまた)に飛び下りて化銀杏(ばけいちょう)の落葉を蹴散(けち)らして寂光院の門を出て先(ま)ず左の方を見た...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...寂光院(じゃっこういん)の花筒に挿(はさ)んであるのは正にこの種のこの色の菊である...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...あるいは寂光院事件の手懸(てがか)りが潜伏していそうだ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...肝心(かんじん)の寂光院事件はまだ出て来ない...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...その足で寂光院へ来て見たが...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...今度は寂光院が襲って来る...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...妹は余の推量に違(たが)わず例の寂光院であった...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...三千院から寂光院あたりには...
吉川英治 「折々の記」
...大原の寂光院までたどって...
吉川英治 「随筆 新平家」
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