...ことに教会は互いに相離れ遠(とおざ)かりければこの新来の宗教を信ずるものは実に寥々寂々(りょうりょうせきせき)たりき...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...決して空々寂々というような...
高神覚昇 「般若心経講義」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...悠々淡々閑々寂々...
種田山頭火 「其中日記」
...□世間を卒業してしまつてはかへつて面白くない、悟れば空々寂々、迷うてゐるからこそ、花も咲き鳥も啼く...
種田山頭火 「其中日記」
...……一切空々寂々だつた...
種田山頭火 「其中日記」
...庵中独臥、閑々寂々、水のやうな句がうまれさうな、今夜もまた睡れさうにない...
種田山頭火 「其中日記」
...空々寂々...
種田山頭火 「其中日記」
...生死空々、去来寂々...
種田山頭火 「其中日記」
...空々寂々、善哉々々...
種田山頭火 「其中日記」
...・空々寂々、是非の中で是非にしばられない、利害の中で利害にとらはれない、――動いて動かない心である...
種田山頭火 「其中日記」
...帰来無別事雑草茫々浮塵寂々中国のよろしさありがたい人情六月五日曇...
種田山頭火 「旅日記」
...空々寂々として天命を楽しんでいるかのようにも思われた...
寺田寅彦 「備忘録」
...寂々(せき/\)たる室の一隅の暖炉を擁(よう)し首を鳩(あつ)めて物語る二人の美人...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...長い夜(よ)はすぐに寂々(しんしん)と更(ふ)け渡って来て...
永井荷風 「すみだ川」
...満園寂々人影なし...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...空々寂々(くう/\じやく/\)のあんぽんたんであつたのだ...
長谷川時雨 「日本橋あたり」
...寂々寥々(せきせきりょうりょう)...
福澤諭吉 「福翁自伝」
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