...しかして英国、米国の日曜は、諸店ことごとく閉じ、興行ことごとく休み、市中寂々として、ただ寺に詣する人を見るのみ...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...悠々淡々閑々寂々...
種田山頭火 「其中日記」
...……一切空々寂々だつた...
種田山頭火 「其中日記」
...その日のその日のその日がやつてきた! やつてきた!茫々漠々、空々寂々、死か狂か、死にそこないの、この心を誰が知る!夕方、酒が持ち来された、ほどなく樹明君来訪、しんみり飲んで別れた、よかつたよかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...いつものやうに悶々寂々...
種田山頭火 「其中日記」
...不思善不思悪、空々寂々...
種田山頭火 「其中日記」
...空々寂々の風を逍遙した...
種田山頭火 「其中日記」
...帰来無別事雑草茫々浮塵寂々中国のよろしさありがたい人情六月五日曇...
種田山頭火 「旅日記」
...お前にゃ空々寂々だ」...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...寂々たる一千巌万壑(いっきょうせんがんばんがく)のうちを蹈破し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...死んでしまえば空々寂々で...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...長い夜(よ)はすぐに寂々(しん/\)と更(ふ)け渡つて来て...
永井荷風 「すみだ川」
...長い夜(よ)はすぐに寂々(しんしん)と更(ふ)け渡って来て...
永井荷風 「すみだ川」
...一様に空々寂々たる山谷(さんこく)の夜となりましたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...空々寂々(くうくうじゃくじゃく)に過したり...
新渡戸稲造 「自警録」
...寂々寥々(せきせきりょうりょう)...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...空々寂々(くうくうじゃくじゃく)チンプンカンの講釈を聞(きい)て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...而して今や即ち寂々寞々(せき/\ばく/\)たり...
山路愛山 「詩人論」
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