...荒れはつる朽ち木のもとを宿り木と思ひおきけるほどの悲しさという...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...二条の院へ宿り木の紅葉を薫の贈ったのは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...われもまたうきふるさとをあれはてばたれ宿り木の蔭(かげ)をしのばんこんな歌を口ずさんだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...できるならばあの枯木の上の宿り木のように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...宿り木をこれに充てたために...
柳田國男 「地名の研究」
...宿り木、蔓(かづら)などにて少(すくな)くも一木(ひとぎ)に五色(ごしき)の花附けぬはなく候(さふら)へば、実れる木も多く、葉の紅葉(もみぢ)はた雁来紅(がんらいこう)の色したる棕櫚(しゆろ)に似たる木など目もあやに夕闇に浮び居(ゐ)申し候(さふら)ひき...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...ふところの宿り木が...
吉川英治 「折々の記」
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