...彼女は会話の中で容喙をするのが上手です...
...彼の容喙に誰もが笑ってしまった...
...討論会での彼の容喙は、聞いている人たちを引き込んでいた...
...彼は言葉遣いが丁寧で、容喙も上手な人物です...
...彼の容喙は、いい刺激になります...
...何が故にマジャルドー風情の者が家政に容喙(ようかい)するのか...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...おそらくロシアでは日本などとちがって科学がかなりまで直接政治に容喙(ようかい)する権利を許されているのではないかと想像される...
寺田寅彦 「自由画稿」
...現実に対して何かの力を有たないならば――たとい有つべきにしても――之は無用な容喙に過ぎないであろう*...
戸坂潤 「科学方法論」
...で結局博士の学説に仮に何かの誤りがあったとしても(之は検事という専門家を信じる他ないので民衆の容喙すべき事柄ではない)...
戸坂潤 「社会時評」
...官僚が資本家や資本家関係の諸問題(争議・組合其の他)に容喙し得るのは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...専門家である吾々が何だって素人の容喙を俟とうか...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...それにも拘らず他人の制作の過程や結果に容喙(ようかい)すると期待され得る以上...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...決して外より之れに容喙するを得ずと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...決して外より之れに容喙するを得ずと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...殆んど全く容喙出来ない世界があつて...
中原中也 「宮沢賢治の世界」
...「商人が金を儲(もう)けるために金を使うのは専門上の事で誰も容喙(ようかい)が出来ぬ...
夏目漱石 「野分」
...こう云う事には他人が妄(みだ)りに容喙(ようかい)するべきはずの者ではありませんからな...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...知識階級にある男たちまでが好(い)い気になってあなたの恋愛――他人に何らの容喙(ようかい)をも許されないことにまで立入って...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...他人の容喙(ようかい)を許さない...
林芙美子 「浮雲」
...八月の狂言についても容喙して来てゐる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...この「うまい物」といふは小生多年の経験と一時の情況とに因(よ)りて定まる者にて他人の容喙(ようかい)を許さず候...
正岡子規 「墨汁一滴」
...容喙(ようかい)はゆるさんといいおる...
吉川英治 「黒田如水」
...政治に容喙(ようかい)して特権を逞(たくま)しゅうするためだったか...
吉川英治 「新書太閤記」
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