...彼女は会話の中で容喙をするのが上手です...
...彼の容喙に誰もが笑ってしまった...
...討論会での彼の容喙は、聞いている人たちを引き込んでいた...
...彼は言葉遣いが丁寧で、容喙も上手な人物です...
...彼の容喙は、いい刺激になります...
...先導者は如何なる場合にも自分の仕事に他人の容喙(ようかい)を許さない...
伊藤野枝 「新らしき女の道」
...この事件に容喙(ようかい)することもありませんので...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...和譯P.2061.“それはまるで一切こちらのことに容喙してもらひたくないと云つた樣な赤の他人にする返事としか思はれないぢやありませんか”と彼女が言つた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...それに容喙(ようかい)する権利は...
太宰治 「春の盗賊」
...ひとのことに容喙することを余儀なくされた人のような...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...おそらくロシアでは日本などとちがって科学がかなりまで直接政治に容喙(ようかい)する権利を許されているのではないかと想像される...
寺田寅彦 「自由画稿」
...今のところ物理学はなんら容喙(ようかい)の権利をもたない...
寺田寅彦 「備忘録」
...そこで主客合一という黒き白は直接性の追求に容喙する権利を持ち合わせていなかったことが顕らかになったであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...認識理論に一口たりとも容喙する権利がない...
戸坂潤 「科学論」
...各種の社会問題・争議・其の他に容喙するようになった...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...こう云う事には他人が妄(みだ)りに容喙(ようかい)するべきはずの者ではありませんからな...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...知識階級にある男たちまでが好(い)い気になってあなたの恋愛――他人に何らの容喙(ようかい)をも許されないことにまで立入って...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...八月の狂言についても容喙して来てゐる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...毫(ごう)も容喙(ようかい)せずにいた...
森鴎外 「渋江抽斎」
......
森鴎外 「遺言三種」
...他人の批判の容喙をゆるさない...
吉川英治 「折々の記」
...そんな皇統の世嗣ぎにまで容喙(ようかい)する...
吉川英治 「私本太平記」
...田原一家の紛擾に対しては依然として容喙を好まず...
和辻哲郎 「鎖国」
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