...彼女は会話の中で容喙をするのが上手です...
...彼の容喙に誰もが笑ってしまった...
...討論会での彼の容喙は、聞いている人たちを引き込んでいた...
...彼は言葉遣いが丁寧で、容喙も上手な人物です...
...彼の容喙は、いい刺激になります...
...広津氏は私の所言に対して容喙(ようかい)された...
有島武郎 「広津氏に答う」
...お話中に容喙(くちだし)するのも悪いと思つて...
石川啄木 「足跡」
...先導者は如何なる場合にも自分の仕事に他人の容喙(ようかい)を許さない...
伊藤野枝 「新らしき女の道」
...編輯を他人に任すとのことはもとより小生の容喙(ようかい)すべきことにてもなく誰がやっても出来さえすれば宜しく候...
高浜虚子 「子規居士と余」
...軍もこれには容喙(ようかい)できない...
高見順 「いやな感じ」
...今のところ物理学はなんら容喙(ようかい)の権利をもたない...
寺田寅彦 「備忘録」
...現実に対して何かの力を有たないならば――たとい有つべきにしても――之は無用な容喙に過ぎないであろう*...
戸坂潤 「科学方法論」
...量刑の問題に就いて人民は容喙してはならないのが立前だ...
戸坂潤 「社会時評」
...で結局博士の学説に仮に何かの誤りがあったとしても(之は検事という専門家を信じる他ないので民衆の容喙すべき事柄ではない)...
戸坂潤 「社会時評」
...素人代議士達の容喙を許さぬために試みたものだ)や...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...専門家である吾々が何だって素人の容喙を俟とうか...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...決して外より之れに容喙するを得ずと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...こう云う事には他人が妄(みだ)りに容喙(ようかい)するべきはずの者ではありませんからな...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...八月の狂言についても容喙して来てゐる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一毫も容喙(ようかい)の余地なからしめた...
夢野久作 「近世快人伝」
...他人が容喙(ようかい)して...
吉川英治 「三国志」
...「ああいけない! 誰がそんな作戦をおすすめしたのか」「他人の容喙(ようかい)ではありません...
吉川英治 「三国志」
...政治に容喙(ようかい)して特権を逞(たくま)しゅうするためだったか...
吉川英治 「新書太閤記」
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