...彼女は会話の中で容喙をするのが上手です...
...彼の容喙に誰もが笑ってしまった...
...討論会での彼の容喙は、聞いている人たちを引き込んでいた...
...彼は言葉遣いが丁寧で、容喙も上手な人物です...
...彼の容喙は、いい刺激になります...
...軍もこれには容喙(ようかい)できない...
高見順 「いやな感じ」
...それに容喙(ようかい)する権利は...
太宰治 「春の盗賊」
...何が故にマジャルドー風情の者が家政に容喙(ようかい)するのか...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...それが我々として見ていられますか!」「儂のすることに何の権利があって君は容喙(ようかい)すると...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...ひとのことに容喙することを余儀なくされた人のような...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...おそらくロシアでは日本などとちがって科学がかなりまで直接政治に容喙(ようかい)する権利を許されているのではないかと想像される...
寺田寅彦 「自由画稿」
...今のところ物理学はなんら容喙(ようかい)の権利をもたない...
寺田寅彦 「備忘録」
...現実に対して何かの力を有たないならば――たとい有つべきにしても――之は無用な容喙に過ぎないであろう*...
戸坂潤 「科学方法論」
...量刑の問題に就いて人民は容喙してはならないのが立前だ...
戸坂潤 「社会時評」
...で結局博士の学説に仮に何かの誤りがあったとしても(之は検事という専門家を信じる他ないので民衆の容喙すべき事柄ではない)...
戸坂潤 「社会時評」
...専門家である吾々が何だって素人の容喙を俟とうか...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...何人も侯に容喙するを許さゞる是れなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...政治向(むき)の事にまで容喙(ようかい)するが...
中島敦 「弟子」
...八月の狂言についても容喙して来てゐる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一毫も容喙(ようかい)の余地なからしめた...
夢野久作 「近世快人伝」
...他人の批判の容喙をゆるさない...
吉川英治 「折々の記」
...他人が容喙(ようかい)して...
吉川英治 「三国志」
...田原一家の紛擾に対しては依然として容喙を好まず...
和辻哲郎 「鎖国」
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