...恐れ多くも宸襟(しんきん)を悩まし奉ったお詫びに...
高見順 「いやな感じ」
...自分は又近衞公爵家に藏せられる百四十餘通の孝明天皇の宸翰を拜見したことがある...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...妙法院所藏の後白河院宸影は又隆信筆と傳へらるゝ中最も名迹と稱せらるゝ者なり...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...そして花園院宸記によると...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...これは清和天皇が貞観(じょうがん)年中に慈覚大師(じかくだいし)を紫宸殿(ししんでん)に請じて天皇...
中里介山 「法然行伝」
...宸翰は大字の掛幅(くわいふく)と色紙とであつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...皇室の御宸念は、この世界的變革期に臨んでいふも畏れ多い程である...
吉川英治 「折々の記」
...帝のご宸襟(しんきん)を安んじてご期待にこたえることができようか...
吉川英治 「三国志」
...いかに朕が心待ちしていたかを察せよ」「かならず宸襟(しんきん)を安め奉りますれば...
吉川英治 「三国志」
...どうかもう宸襟(しんきん)を安んじていただきたい...
吉川英治 「三国志」
...士気の昂揚をご宸念(しんねん)あそばして下さい」と...
吉川英治 「三国志」
...――日ごろ、紫宸(ししん)、清涼(せいりょう)、弘徽殿(こきでん)などになぞらえられていた所の一切の御物(ぎょぶつ)――また昼の御座(ぎょざ)の“日の簡(ふだ)”、おん仏間の五大尊の御像(みぞう)、后町(きさきまち)のきらびやかな御簾(みす)ごとの調度なども――すべてそのままお立退きのほかなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...御宸襟(ごしんきん)の安からぬ代(よ)を嘆じておりましたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...紫宸殿になぞらえて...
吉川英治 「随筆 新平家」
...また懐徳堂には霊元上皇宸筆の勅額あり...
吉田松陰 「留魂録」
...後光厳院宸翰本(ごこうごんいんしんかんぼん)(群書類従...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...(伝宸翰本)というごときは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...堺本と宸翰本とは同系統の本と認められるが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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