...陛下が宸襟をなやましたもう国家存亡の場合を弁えず...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...国王は特許の宸翰(しんかん)を下した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...花園院宸記――御日記を研究するやうになりましてからは...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...そして花園院宸記によると...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...大内(おおうち)で甲子祭(きのえねまつり)の夜紫宸殿(ししんでん)の大黒柱に供物を祭り...
南方熊楠 「十二支考」
...春の夜のもやにそひたる月ならん手枕かしぬ我が仮ぶしに (晶子)二月の二十幾日に紫宸殿(ししんでん)の桜の宴があった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...青雲路向紫宸遙...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...どうしたらよいであろう」「さほどご宸念(しんねん)には及ばないでしょう」仲達はおっとり答えた...
吉川英治 「三国志」
...上(かみ)の御宸念(ごしんねん)をも煩わせ奉った身が...
吉川英治 「私本太平記」
...――日ごろ、紫宸(ししん)、清涼(せいりょう)、弘徽殿(こきでん)などになぞらえられていた所の一切の御物(ぎょぶつ)――また昼の御座(ぎょざ)の“日の簡(ふだ)”、おん仏間の五大尊の御像(みぞう)、后町(きさきまち)のきらびやかな御簾(みす)ごとの調度なども――すべてそのままお立退きのほかなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...懸念いたしておったところぞ」「ご宸念(しんねん)をわずらわし奉り...
吉川英治 「私本太平記」
...上(かみ)の御宸襟(ごしんきん)をやすめ奉った上には...
吉川英治 「新書太閤記」
...それでは真に宸襟(しんきん)を安んじ奉ることにならないと考えたからであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...宸襟(しんきん)をなやませられている事を...
吉川英治 「源頼朝」
...伝宸翰本ではいかにも自然な場所に所を得ているのであるが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...堺本と宸翰本とは同系統の本と認められるが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...「群書類従」によっていわゆる宸翰本を読んだときに...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...いわんや伝宸翰本を原形に近いものとして立証しようとしたのではない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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