...業務上水府の家職を初め諸藩のお留守居...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...熊本籠城のときの勇者だという家職が壮士を捕えにゆこうとするのを抑えて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...殿下はそれまで二十数人いた家職の大半を御解雇になった...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...先方の家職と談判していい伏せたとある...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...家職以外の者も始終集まって来ていたものであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...別当も家職も忠実に事務を取っていて整然とした一家をなしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夜になって楽人たちの退散していく時に紫の夫人付きの家職の長が下役たちを従えて出て...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...家職の人たちはいろいろの祈祷を依頼しにまわるのに狂奔していた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女子薫子の父若江量長は伏見宮家職の筆頭で...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...うずくまっていた家職の侍...
吉川英治 「私本太平記」
...楠木家の家職の恩智左近は...
吉川英治 「私本太平記」
...広場には、正成以下、家職や小侍まで、みな出ていた...
吉川英治 「私本太平記」
...家職の助光でございまするが」とのみいって...
吉川英治 「私本太平記」
...ただひとり残されていた老家職が...
吉川英治 「私本太平記」
...家職のそちよりほかに預けおく者はない...
吉川英治 「私本太平記」
...家職と勢力の挽回(ばんかい)...
吉川英治 「新書太閤記」
...家職の権を奪(と)り回(かえ)すため準備の御微行(ごびこう)である」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...名将の聞えの高い三斎公(さんさいこう)――豊前小倉(ぶぜんこくら)の城主細川忠興(ただおき)の家職であるから...
吉川英治 「宮本武蔵」
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