...自動車の中から寒そうに現れる家族連れがある...
高浜虚子 「丸の内」
...それから後にも家族連れの海水浴にはとかく色々の災難が附纏(つきまと)ったような気がする...
寺田寅彦 「海水浴」
...渋柿)曙町より(二十五)六月九日の日曜に家族連れで上野精養軒の藤棚の下へ昼飯を食いに行った...
寺田寅彦 「柿の種」
...家族連れで出かけるとその上に家族にこだわるので疲れ方が一層はげしかった...
寺田寅彦 「雑記帳より(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...家族連れも多かったが...
寺田寅彦 「試験管」
...中央公論)十六 歌舞伎座見物二月の歌舞伎座(かぶきざ)を家族連れで見物した...
寺田寅彦 「自由画稿」
...中野さんは家族連れで常陸の海岸へ行った...
豊島与志雄 「叔父」
...またしても同じ道を行く米国人の家族連れが...
永井荷風 「海洋の旅」
...冨裕らしい家族連れの湯治客など...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...いわゆる家族連れの客を主とするように経営の方針を進めて行った少数の人々である...
中谷宇吉郎 「温泉1」
...家族連れの小樂園が早く出來るといゝと思ひます...
林芙美子 「大島行」
...家族連れのGIが...
久生十蘭 「あなたも私も」
...お家族連れでお出でくださるほうが...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...つまり管理部長と契約部長の間の契約なので、いちいち当ってみないかぎり、どんな人間が入っているのかわからないことが多いので……」「おたずねしたのは、そういうことじゃない……最初、シュラーというひとが、家族連れで、むこうの洋館に住むようになった...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...それも正月家族連れに限る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...観音様参詣のついでに子供でも撮そうと家族連れの上種もついて...
山本笑月 「明治世相百話」
...家族連れの上客が多く...
山本笑月 「明治世相百話」
...山道は家族連れの行樂の列でたいへんな賑はひです...
吉川英治 「折々の記」
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