...有明集には、大伴家持や小野小町などの古典的な歌人の作品が収められている...
...大伴家持は、万葉集に多くの歌を残した有名な歌人です...
...うまれは向嶋小梅業平橋邊の家持の若旦那が...
泉鏡花 「遺稿」
...……小遣万端いずれも本家持の処...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...家持ち子持ちのする事ではないと云ふ激しい反感が切(しき)りに起された...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...○さて此山をよみたる古哥に(万葉)「いや日子(ひこ)のおのれ神さび青雲(あをくも)のたなびく日すら小雨(こさめ)そぼふる(よみ人しらず)」又家持(やかもち)に「いや彦の神のふもとにけふしもかかのこやすらんかはのきぬきてつぬ(角)つきながら」▲長浜(ながはま)頸城郡(くびきごほり)に在(あ)り...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...(三嶋郡とする説もあり)家持(やかもち)の哥に「ゆきかへる雁(かり)のつばさを休(やす)むてふこれや名におふ浦(うら)の長浜(ながはま)」▲名立(なだち)同郡西浜(にしはま)にあり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...遅刻何回、事故休み何回、病気休み何回は規則に従って差し引き、俸給幾何(いくばく)、家持手当、子供老人手当、夕食代、これは所帯持ちに、配当、ボーナス等々合計○○○何々殿、年月日、と一人一人異なる事情と計算を書き上げる...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...これには家持手当...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...身をかばうために木の下に立った者が家持ちとなった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そうして一軒の家持ちにでもして上げたいというような心持か...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...家持ちになってから今日まで三十年にもなりますか...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...されば新橋辺にて家持(いえもち)の芸者は色仕掛のお客と見れば用心なしあまりしげしげ呼ばるる時は芸者の方より体(てい)よく返礼をなして後の難儀を避くる由(よし)...
永井荷風 「桑中喜語」
...河内屋又兵衞――」「界隈で一番と言ふ家持だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...藤原仲麻呂(ふじわらのなかまろ)がその家持と支那文学の話などに打ち興じながら...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...家持(やかもち)のは全くないことを空想で現わしてみせたるゆえ面白く被感(かんぜられ)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...すめらぎのみ代栄えんと東なるみちのく山に黄金花咲くこう万葉詩人大伴家持は詠んでいる...
村山俊太郎 「平泉紀行」
...大伴家持(やかもち)が...
吉川英治 「上杉謙信」
...大伴の家持が赴任したといふ國府の跡には...
吉川英治 「折々の記」
...この時代の作家としては山上憶良、山部赤人、大伴家持、大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)、笠女郎(かさのいらつめ)のごときがあり、歌の内容はますます複雑に、技巧はますます精練せられた...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??