...かの女は如何に家兄の失敗の爲めに自分の家が零落してからかたづいて來たとは云へ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...これより後は、一私人として、さらに印刷局に願ひいでずてはかなはず、その出願には、規則の手續を要せらるゝ事ありて、豫算にたがへる事もおこりしかば、編輯局にうれへまうす事どもありしかど、今はせむかたなしとて郤けられぬ、稿本下賜の恩命もあれば、しひて違約の愁訴もしかねて、それより、家兄修二、佐久間貞一君、益田孝君などの周旋を得て、とかくの手つゞきして、からうじて再着手とはなれり、此の間も、中止せられぬること、六十餘日に及びぬ...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...(家兄ひとり、面会、対談一時間...
太宰治 「HUMAN LOST」
...家兄(かけい)を喪(うしな)いしより後は...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...遊歴児童のこと森鴎外さんや家兄井上通泰の『めざまし草』に...
柳田国男 「故郷七十年」
...家兄玄徳のところへ...
吉川英治 「三国志」
...――じっと家兄に睨みつけられると...
吉川英治 「三国志」
...張飛もまた、「家兄、行ってはなりませんぞ」と、止めた...
吉川英治 「三国志」
...家兄玄徳の仰せをうけて...
吉川英治 「三国志」
...後でいうから」「家兄...
吉川英治 「三国志」
...「やはり家兄のお心はそこにありましたか...
吉川英治 「三国志」
...家兄がふかく貴様をたしなめなかったら...
吉川英治 「三国志」
...「家兄(このかみ)も息をひく時そういわれた...
吉川英治 「三国志」
...家兄のご覧に入れるものを!」「張飛は...
吉川英治 「三国志」
...家兄(このかみ)はいったいどうしたんだい」こう大あくびを放って...
吉川英治 「三国志」
...この国へ見えられたか」「主命をおびてまかり越しました」「見ちがえる程になった」「家兄(このかみ)にも……」「呉へ来たなら...
吉川英治 「三国志」
...家兄(このかみ)に従うて...
吉川英治 「三国志」
...生きて家兄(このかみ)(玄徳)にまみえんや」と...
吉川英治 「三国志」
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