例文・使い方一覧でみる「家の子」の意味

...向いの屋敷の貧しい家の子供で私より一つ年上のワンパク者を連れて来て...
伊波普猷「私の子供時分」

...鳥羽家の子供を晴れて吾が子と呼び... 鳥羽家の子供を晴れて吾が子と呼びの読み方
田畑修一郎「鳥羽家の子供」

...次郎さんをはじめ此家の子女（むすこむすめ）は... 次郎さんをはじめ此家の子女はの読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...貧家の子供が幾組となく群（むれ）をなして遊んでいる... 貧家の子供が幾組となく群をなして遊んでいるの読み方
永井荷風「※［＃「さんずい＋（壥−土へん−厂）」、第3水準1-87-25］東綺譚」

...嬢ちゃんと呼ばれていた良家の子であったのだ... 嬢ちゃんと呼ばれていた良家の子であったのだの読み方
永井隆「この子を残して」

...自分の家の子のように呼捨てにして憚（はばか）らないことのみならず... 自分の家の子のように呼捨てにして憚らないことのみならずの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...それは尼（あま）ヶ瀬（せ）の町から来てゐる金持の家の子で... それは尼ヶ瀬の町から来てゐる金持の家の子での読み方
新美南吉「良寛物語　手毬と鉢の子」

...赤井左門の家の子郎党達ばかり... 赤井左門の家の子郎党達ばかりの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...間もなく近所の医者が駆け付けて、傷（きずつ）いた美保子は隣の小部屋に移され、応急の手当を受け、主人熊谷三郎兵衛始め、三十人の客人、家の子郎党達は、ただウロウロと立ち騒ぐばかりです... 間もなく近所の医者が駆け付けて、傷いた美保子は隣の小部屋に移され、応急の手当を受け、主人熊谷三郎兵衛始め、三十人の客人、家の子郎党達は、ただウロウロと立ち騒ぐばかりですの読み方
野村胡堂「笑う悪魔」

...焙り出されかけた家の子供等は... 焙り出されかけた家の子供等はの読み方
葉山嘉樹「井戸の底に埃の溜つた話」

...ゆえに農家の子女などは往々タビラコあるいはタビラッカを採りに行くと称して田面に下り立ちそれを採り来りて食用に供する事がある...
牧野富太郎「植物記」

...天皇の一家の子供は... 天皇の一家の子供はの読み方
宮本百合子「明日をつくる力」

...美しい貴族の家の子などが... 美しい貴族の家の子などがの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...年来手飼（てがい）の家の子郎党など... 年来手飼の家の子郎党などの読み方
吉川英治「上杉謙信」

...家の子の郷士たちも胸をつかれて... 家の子の郷士たちも胸をつかれての読み方
吉川英治「江戸三国志」

...もちろん家の子郎党を具（ぐ）して... もちろん家の子郎党を具しての読み方
吉川英治「私本太平記」

...ただちに少ない家の子郎党を一つ庭へよせ集めた... ただちに少ない家の子郎党を一つ庭へよせ集めたの読み方
吉川英治「私本太平記」

...「君も、兵家の子なら、戦（いくさ）の目先は見えていよう... 「君も、兵家の子なら、戦の目先は見えていようの読み方
吉川英治「新書太閤記」

「家の子」の読みかた

「家の子」の書き方・書き順

いろんなフォントで「家の子」