...美き名今日しも、卯月宵やみに、十六夜薔薇(いざよひうばら)香(か)ににほふ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...ようやくにして宵やみとともにストックホルム市に着けば...
谷譲次 「踊る地平線」
...勇ましいひびきが宵やみの中へ消えてゆく...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...にじむように昏(く)れだした宵やみのなかに酔漢はふらつき...
本庄陸男 「石狩川」
...晩秋の宵やみは、深い水色となって四周を冷たく浸すのであった...
本庄陸男 「石狩川」
...鼠色の宵やみをその背中に流すのであった...
本庄陸男 「石狩川」
...見渡す家々がうす黒く宵やみのなかに沈んで...
本庄陸男 「石狩川」
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