...中宮寺の如意輪観音と称する半跏(はんか)像の如き一聯(いちれん)の神品は...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...五日、癸卯、霽、鶴岳の別当公暁、宮寺に参籠して、更に退出せられず、数ヶの祈請を致され、都て以て除髪の儀無し、人之を恠しむ、又白河左衛門尉義典を以て、大神宮に奉幣せんが為、進発せしむ、其外諸社に使節を立てらるるの由、今日御所中に披露すと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...胸部ヤ臀部モアマリ発達シ過ギタノヨリハ中宮寺ノ本尊ノヨウニホンノ微(かす)カナ盛リ上リヲ見セテイル程度ノガ好キダ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...中宮寺の如意輪觀音も...
内藤湖南 「寧樂」
...法輪寺、中宮寺も建てた...
蜷川新 「天皇」
...中宮寺の弥勒像もまた飛鳥彫刻の名作として...
野間清六 「百済観音と夢殿観音と中宮寺弥勒」
...野中寺や中宮寺の弥勒菩薩像のようなものへと進んでゆくのである...
野間清六 「百済観音と夢殿観音と中宮寺弥勒」
...大和(やまと)中宮寺の「天寿国曼荼羅」のおはなしがあった...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...わたくしは不幸にして未だに中宮寺をおとなう折にはめぐまれぬけれども...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...秋田から横手に繋(つな)がる線路の中頃に神宮寺(じんぐうじ)という小駅がある...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...神宮寺という駅から少し南に行ったところに楢岡(ならおか)と呼ぶ村があります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...以前は宮寺さえも村のは皆草屋であった...
柳田国男 「雪国の春」
...一族の神宮寺正師(じんぐうじまさもろ)...
吉川英治 「私本太平記」
...神宮寺正師(まさもろ)などの――いくさの駈引きにも騎馬戦にも屈指(くっし)な者をすえていた...
吉川英治 「私本太平記」
...神宮寺の新判官正房」「はっ」正房は...
吉川英治 「私本太平記」
...中宮寺観音に現われた慈愛や悲哀も...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...あれは西域式の画を中宮寺観音の気分によって変化したものといえよう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...その曲線をきわ立って感じさせないか(中宮寺観音)...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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