...宮内省(くないしょう)の一部なども開放されたので...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...宮内省の救護用テントの中にはいったり...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...私たちは宮内省の控え室へ集まっていたのでした...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...宮内省の方へ関係のある人たち――たとえば博物館長の九鬼隆一(くきりゅういち)氏...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...この事が単に私用的の仕事で、馬を彫るということならばとにかく、宮内省献納品で、主題は楠公、馬の大きさは前申した通りの大作、これほどのものを作るのであるから、私は、日頃から、後藤氏の口癖にもいってる言葉を思い出してさえも、これは打っ棄(ちゃ)って置くべきことでないと思ったのであります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...何かと宮内省とは縁故がありましたから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...今日では……」宮内省に出仕していた次男までが...
富田常雄 「面」
...宮内省御用邸裏の石垣...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...宮内省からそのフィルムが送り返されて来た...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...そこではじめて平民になるのゆえ自然宮内省は管轄外となるのだとも噂された...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...宮内省の法令に精通せる某大官曰(いわ)くということである...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...情報局から宮内省の内大臣府の広間でいま玉音の録音が終ったという通知があって...
久生十蘭 「だいこん」
...宮内省や内閣には特別の文章家が嘱託されている...
前田多門 「「人間宣言」のうちそと」
...また一方より言へば今日これを特別保護の下に置くのは宮内省または華族団体のなすべき至当の仕事であらうと信ずる...
正岡子規 「病牀六尺」
...(八月十一日)九十二○大做小做五対(木)大阪の博覧会場内へ植ゑつけた並木は宮内省から貰ひ受けた何やらの木も甚だ生長が悪く十分に茂りを見せぬさうな...
正岡子規 「病牀六尺」
...幸いにもそのころ森槐南先生が宮内大臣秘書官をしておられたので(私も宮内省に勤めていた)折があったら拙文をご覧下さい...
柳田国男 「故郷七十年」
...宮内省にはいの一番に電燈も布設されていたが...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...宮内省御用達の蝋燭屋が...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
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