...それで宮内省の雅樂寮から樂人を頼んで來て...
會津八一 「音樂に就いて」
...先日(こなひだ)宮内省の属官某(なにがし)といふ男がひよつくり訪ねて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...宮内省御用の虎屋には虎屋の構えがあり...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...宮内省御用の虎屋なればこそ...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...さて宮内省へ出頭すると...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...この事が単に私用的の仕事で、馬を彫るということならばとにかく、宮内省献納品で、主題は楠公、馬の大きさは前申した通りの大作、これほどのものを作るのであるから、私は、日頃から、後藤氏の口癖にもいってる言葉を思い出してさえも、これは打っ棄(ちゃ)って置くべきことでないと思ったのであります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...宮内省の御用品になったことがある...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...宮内省にも出入し...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...氏は宮内省に入りてより同省の許可を得て現在は歴代の天皇の系譜を調査せり...
永井荷風 「佛蘭西人の觀たる鴎外先生」
...宮内省の御用地という...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...到頭宮内省から御思召しとして...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...宮内省の法令に精通せる某大官曰(いわ)くということである...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...その時分には上野公園は博物館と同じく宮内省の所属であって...
牧野富太郎 「寒桜の話」
...伴奏は宮内省楽部のオーケストラで...
三浦環 「お蝶夫人」
...飯田さんは素(も)と宮内省の官吏で...
森鴎外 「渋江抽斎」
...わたくしは宮内省へ往った...
森鴎外 「渋江抽斎」
...「宮内省のお役人から...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...かつての宮内省や文部省も手をやいたことでもあった...
吉川英治 「随筆 新平家」
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