...それで宮内省の雅樂寮から樂人を頼んで來て...
會津八一 「音樂に就いて」
...宮内省御買い上げという下げ札が附いて開会期中そのまま陳列することにして公衆の展覧に供した...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...ついては宮内省より百円お下げになったから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...宮内省の方へ関係のある人たち――たとえば博物館長の九鬼隆一(くきりゅういち)氏...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...この事が単に私用的の仕事で、馬を彫るということならばとにかく、宮内省献納品で、主題は楠公、馬の大きさは前申した通りの大作、これほどのものを作るのであるから、私は、日頃から、後藤氏の口癖にもいってる言葉を思い出してさえも、これは打っ棄(ちゃ)って置くべきことでないと思ったのであります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...その男のものは宮内省へも納まつてゐる...
徳田秋聲 「籠の小鳥」
...華族の平民化宮内省は六年目に宗秩寮審議会を開かなければならなくなった...
戸坂潤 「社会時評」
...また宮内省で久しく要路に居た長崎省吾も当時は助八郎といっていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...宮内省辺りでもそれに何らの干渉もなかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...市兵衛町表通宮内省御用邸塀外に老桜数株あり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...氏は宮内省に入りてより同省の許可を得て現在は歴代の天皇の系譜を調査せり...
永井荷風 「佛蘭西人の觀たる鴎外先生」
...宮内省外務省以下各省...
服部之総 「武鑑譜」
...見延喜臨時大甞祭図書寮玄番寮民部省主計寮大蔵省宮内省大膳職内膳司主膳監等式...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...伴奏は宮内省楽部のオーケストラで...
三浦環 「お蝶夫人」
...」此年六月十九日宗家を継いだ信平が宮内省医局御用掛を拝した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは宮内省へ往った...
森鴎外 「渋江抽斎」
...「宮内省のお役人から...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...かつての宮内省や文部省も手をやいたことでもあった...
吉川英治 「随筆 新平家」
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