...姉の嫁かぬ前には播州室津からきてゐた師匠が...
竹久夢二 「砂がき」
...室津を引きあげる事になっているので...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...室津港と云われている...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...そうかも知れん」一行は室津の部落を離れて浮津の部落へかかっていた...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...足その土地を踏まずしてあの室津や...
田山録弥 「西鶴小論」
...そうして三晩目に室津(むろつ)の町に辿(たど)り付いたように思う...
寺田寅彦 「初旅」
...室津の宿屋の主人はかなりのお婆さんであったが...
寺田寅彦 「初旅」
...播州(ばんしゅう)の室津(むろつ)あたりであろうとのことです...
中里介山 「大菩薩峠」
...播州の室津などはそれである...
中里介山 「大菩薩峠」
...ことに室津は都近い船着きであったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...長州室津の心配是(こ)れも私が姓名を隠して豊前(ぶぜん)中津(なかつ)から江戸に帰(かえっ)て来た時の事です...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...攘夷最中の長州(ちょうしゅう)室津(むろつ)と云う港に船が着(つい)た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...日数経てやっと室津(むろのつ)に着き...
南方熊楠 「十二支考」
...正倫の継室津軽信寧(のぶやす)の女(ぢよ)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...十二月十二日の朝播磨国室津(むろのつ)に着いた...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...室津(むろのつ)から同乗した者ですが...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...『室津から同船した者といえば分る...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...丸亀沖の塩飽島で小西行長の船の出迎えを受け、室津、明石、兵庫に寄って、四月二十四日に堺に着いたが、その時にはキリシタンたちは、秀吉が果して副管区長を引見し款待するかどうかを疑っていたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索