...客観的には謙(へりくだ)ってすべてに顕わるる神を見...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...即ち空間表象や又はある範囲では時間表象を除き去った客観的に実現されたものとしての時間及び空間からなる処の時空世界形象によるのでなければならぬ...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...範疇の共軛関係を客観的に・存在上・保証するものは存在の史的展開そのものだが...
戸坂潤 「技術の哲学」
...客観的には取りも直さず社会的な技術水準の上昇することに他ならないだろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...だからあくまでも客観的に性格の全局面を描出しようとすれば...
夏目漱石 「創作家の態度」
...すなわち自己の性質を客観的に記叙(きじょ)することはおそらく不可能であろう...
新渡戸稲造 「自警録」
...その存在は客観的に或いは対象的に捉えることのできぬ主観的なものである...
三木清 「哲学入門」
...女が女としての自分たちのありようを客観的に見て...
宮本百合子 「異性の間の友情」
...世界史の推移のモメントとしての時間の感覚をも客観的には把握していないのである...
宮本百合子 「現代の主題」
...その意味を客観的に評価出来るところまで力をつくして生きて居れば...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私が客観的にルーズとなった内部の事情とをわかって頂きたいと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...客観的には時間の不足が原因であるのに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...却って受動的な(客観的には)ことになったと思う...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...客観的になり立っていない幻想的な...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十分客観的に自他ともに見得ない(プラスが正しくプラスとされ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...二つを並べて客観的にお話出来なかったのは悪うございました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...次第に客観的にも重要になって来たのである...
柳田国男 「予が出版事業」
...ルネサンスのイタリア人は外界を客観的に直視し...
和辻哲郎 「鎖国」
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