...諸種の材料をかりて美を客観的にあらわすに当って芸術が成立するのであるが...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...他方それは客観的に...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...生理的客観的にも若返る証拠と思われるのは...
寺田寅彦 「映画と生理」
...客観的には謙(へりくだ)ってすべてに顕わるる神を見...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...発見された法則――夫は存在自身の本質である――自身が客観的に統計的・確率的な性質を持っているということである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そうならば之は決して客観的になったり中立的になったりすることではなくて...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...この物理的等値という事実のみが空間量の完全に決定されたる客観的にして唯一なる性質なのである...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...生は客観的にのみ歌を詠めと申したる事は無之候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...どうしても客観的にその景色を目に浮べて見たくなる...
正岡子規 「病牀六尺」
...かようにして客観的に読むということは大切であるが...
三木清 「如何に読書すべきか」
...そしてそれが現象のうちに客観的に現われる限り...
三木清 「哲学入門」
...それをどこまでも客観的に見てゆく限り...
三木清 「哲学入門」
...明確にされた政治性――党派性によって客観的に現実を理解し...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...客観的に在らしめなければ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その意味を客観的に評価出来るところまで力をつくして生きて居れば...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そういうもの(原因)は客観的にあって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...宴会の一座が純客観的に僕の目に映ずる...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...客観的にどうなって見たところで...
横光利一 「旅愁」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??