...この店の客衆は地元の人が多い...
...美術館には、客衆に解説をするガイドがいる...
...レストランには、客衆を楽しませるための音楽が流れていた...
...スポーツバーには、フットボールの試合を観る客衆が集まっていた...
...一流ホテルのロビーには、高級客衆が行き交っていた...
...厭(いや)な客衆(きゃくしゅ)の勤めには傾城(けいせい)をして引過(ひけす)ぎの情夫(まぶ)を許してやらねばならぬ...
永井荷風 「妾宅」
...お客衆にまねかれまして...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...大勢の客衆のなかで...
吉川英治 「剣の四君子」
...が、呼べともいわず、「はて、博多の客衆は、どうしたかの」信忠と長門をそこへ置いたまま彼は立って奥へ入りかけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...「客衆多くのなかで...
吉川英治 「新書太閤記」
...先頃から逗留(とうりゅう)中のお客衆...
吉川英治 「新・水滸伝」
...笑っているのはお客衆だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...よその客衆が居たはずじゃったな...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...淀屋のお客衆でございましょう』『淀屋とか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...こん夜のお客衆にあげる惣菜を...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...「猪(しし)をどうするのだ」「やはりこん夜のお客衆に出すのではございませんか...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...博戯(あそび)が出来ぬ」「どうして、登れるものか、あんな高いところへ」「船頭なら」「それや登るだろう」「金をやって、船頭に取って来てもらおうじゃないか」そこで船頭は、金をもらって、承諾はしたが、海上では司権者である船頭として、一応、この事件の責任を問わなければならないという顔つきで、「お客衆」と、荷物のうえに上がって、船客たちを見まわし、「――あの小猿は、いったい誰の飼い猿じゃ、飼い主はここへ出てもらおう」といった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その断りかたが気にくわねえにせよ、なぜ、おらが立つ前に、あちらの客衆が迷惑したのを、黙りこくって、知らぬふりしていさらしたのじゃ」「あちらの客衆とは――おおあの幕(とばり)の中で先刻(さっき)から博戯(ばくち)をしておった町人どもか」「大口をたたくな、あの客衆は、並の客衆よりは、三倍も高い船賃を出してござらっしゃる」「いよいよ不埒(ふらち)な町人どもだ、衆人の中で、大びらに金を賭け、酒の座を気ままに占め、わが物顔して、この船中に振舞っている様子、面白くない人間どもかなと眺めていたのじゃ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...お寝みなされますように」「そうしたいものだ」「広間のお客衆は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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