例文・使い方一覧でみる「客座」の意味


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...やっぱり、広くてきれいな客座敷があるお宅は違うわね...   やっぱり、広くてきれいな客座敷があるお宅は違うわねの読み方

...来客が多い時は、客座敷にも伺います...   来客が多い時は、客座敷にも伺いますの読み方

...友人の家の客座敷でお茶会を開いた...   友人の家の客座敷でお茶会を開いたの読み方

...この旅館には広い客座敷があるので、家族でゆっくり過ごせる...   この旅館には広い客座敷があるので、家族でゆっくり過ごせるの読み方

...相手の地位をわきまえずに、うちの客座敷に踏み込んできた...   相手の地位をわきまえずに、うちの客座敷に踏み込んできたの読み方

...お客座敷と申しますような...   お客座敷と申しますようなの読み方
泉鏡花 「伊勢之巻」

...客座に並ぶ気勢(けはい)あり...   客座に並ぶ気勢ありの読み方
泉鏡花 「歌行燈」

...つめたき客座敷よりは...   つめたき客座敷よりはの読み方
大町桂月 「冬の榛名山」

...二日、壬、陰、筑後左衛門尉朝重、義盛の近隣に在り、而るに義盛の館に軍兵競ひ集る、其粧を見、其音を聞きて戎服を備へ、使者を発して事の由を前大膳大夫に告ぐ、時に件の朝臣、賓客座に在りて、杯酒方に酣なり、亭主之を聞き、独り座を起ちて御所に奔り参ず、次に三浦平六左衛門尉義村、同弟九郎右衛門尉胤義等、始めは義盛と一諾を成し、北門を警固す可きの由、同心の起請文を書き乍ら、後には之を改変せしめ、兄弟各相議りて云ふ、早く先非を飜し、彼の内議の趣を告げ申す可しと、後悔に及びて、則ち相州御亭に参入し、義盛已に出軍の由を申す、時に相州囲碁の会有りて、此事を聞くと雖も、敢て以て驚動の気無く、心静に目算を加ふるの後起座し、折烏帽子を立烏帽子に改め、水干を装束きて幕府に参り給ふ、御所に於て敢て警衛の備無し、然れども両客の告に依りて、尼御台所並びに御台所等営中を去り、北の御門を出で、鶴岳の別当坊に渡御と云々、申刻、和田左衛門尉義盛、伴党を率ゐて、忽ち将軍の幕下を襲ふ、百五十の軍勢を三手に相分け、先づ幕府の南門並びに相州の御第、西北の両門を囲む、相州幕府に候せらると雖も、留守の壮士等義勢有りて、各夾板を切り、其隙を以て矢石の路と為して攻戦す、義兵多く以て傷死す、次に広元朝臣亭に、酒客座に在り、未だ去らざる砌に、義盛の大軍競ひ到りて、門前に進む、其名字を知らずと雖も、已に矢を発ちて攻め戦ふ、酉剋、賊徒遂に幕府の四面を囲み、旗を靡かし箭を飛ばす、朝夷名三郎義秀、惣門を敗り、南庭に乱れ入り、籠る所の御家人等を攻め撃ち、剰へ火を御所に放ち、郭内室屋一宇を残さず焼亡す、之に依りて将軍家、右大将軍家の法花堂に入御、火災を遁れ給ふ可きの故なり、相州、大官令御共に候せらる、凡そ義盛啻に大威を摂するのみに匪ず、其士率一以て千に当り、天地震怒して相戦ふ、今日の暮より終夜に及び、星を見るも未だ已まず、匠作全く彼の武勇を怖畏せず、且は身命を棄て、且は健士を勧めて、調禦するの間、暁更に臨みて、義盛漸く兵尽き箭窮まり、疲馬に策ちて、前浜辺に遁れ退く...   二日、壬、陰、筑後左衛門尉朝重、義盛の近隣に在り、而るに義盛の館に軍兵競ひ集る、其粧を見、其音を聞きて戎服を備へ、使者を発して事の由を前大膳大夫に告ぐ、時に件の朝臣、賓客座に在りて、杯酒方に酣なり、亭主之を聞き、独り座を起ちて御所に奔り参ず、次に三浦平六左衛門尉義村、同弟九郎右衛門尉胤義等、始めは義盛と一諾を成し、北門を警固す可きの由、同心の起請文を書き乍ら、後には之を改変せしめ、兄弟各相議りて云ふ、早く先非を飜し、彼の内議の趣を告げ申す可しと、後悔に及びて、則ち相州御亭に参入し、義盛已に出軍の由を申す、時に相州囲碁の会有りて、此事を聞くと雖も、敢て以て驚動の気無く、心静に目算を加ふるの後起座し、折烏帽子を立烏帽子に改め、水干を装束きて幕府に参り給ふ、御所に於て敢て警衛の備無し、然れども両客の告に依りて、尼御台所並びに御台所等営中を去り、北の御門を出で、鶴岳の別当坊に渡御と云々、申刻、和田左衛門尉義盛、伴党を率ゐて、忽ち将軍の幕下を襲ふ、百五十の軍勢を三手に相分け、先づ幕府の南門並びに相州の御第、西北の両門を囲む、相州幕府に候せらると雖も、留守の壮士等義勢有りて、各夾板を切り、其隙を以て矢石の路と為して攻戦す、義兵多く以て傷死す、次に広元朝臣亭に、酒客座に在り、未だ去らざる砌に、義盛の大軍競ひ到りて、門前に進む、其名字を知らずと雖も、已に矢を発ちて攻め戦ふ、酉剋、賊徒遂に幕府の四面を囲み、旗を靡かし箭を飛ばす、朝夷名三郎義秀、惣門を敗り、南庭に乱れ入り、籠る所の御家人等を攻め撃ち、剰へ火を御所に放ち、郭内室屋一宇を残さず焼亡す、之に依りて将軍家、右大将軍家の法花堂に入御、火災を遁れ給ふ可きの故なり、相州、大官令御共に候せらる、凡そ義盛啻に大威を摂するのみに匪ず、其士率一以て千に当り、天地震怒して相戦ふ、今日の暮より終夜に及び、星を見るも未だ已まず、匠作全く彼の武勇を怖畏せず、且は身命を棄て、且は健士を勧めて、調禦するの間、暁更に臨みて、義盛漸く兵尽き箭窮まり、疲馬に策ちて、前浜辺に遁れ退くの読み方
太宰治 「右大臣実朝」

...婢は庖厨(かって)から茶を持って来て客座敷へ往くなりすぐ出て来た...   婢は庖厨から茶を持って来て客座敷へ往くなりすぐ出て来たの読み方
田中貢太郎 「春心」

...判ってるか」その時客座敷の背後(うしろ)の室(へや)には...   判ってるか」その時客座敷の背後の室にはの読み方
田中貢太郎 「春心」

...その蛇の胴体をむずと掴(つか)んで客座敷の縁側の方へ走って往った...   その蛇の胴体をむずと掴んで客座敷の縁側の方へ走って往ったの読み方
田中貢太郎 「春心」

...年賀に行くと大抵応接間か客座敷に通されるのであるが...   年賀に行くと大抵応接間か客座敷に通されるのであるがの読み方
寺田寅彦 「新年雑俎」

...前二階の広い客座敷で...   前二階の広い客座敷での読み方
徳田秋声 「あらくれ」

...家中(うちぢゆう)で一番広い客座敷の縁先には...   家中で一番広い客座敷の縁先にはの読み方
永井荷風 「虫干」

...客座敷ではなく常の食事をする室で...   客座敷ではなく常の食事をする室での読み方
長谷川時雨 「木魚の顔」

...客座敷の道具類の清ぶきになる間までに...   客座敷の道具類の清ぶきになる間までにの読み方
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」

...その夜一同客座敷へ集まッて四方山(よもやま)の話を始めたが...   その夜一同客座敷へ集まッて四方山の話を始めたがの読み方
矢崎嵯峨の舎 「初恋」

...自分はもウ客座敷で...   自分はもウ客座敷での読み方
矢崎嵯峨の舎 「初恋」

...一寸(ちょっと)その家の模様を談(はな)してみると、先(ま)ず通路(とおり)から、五六階の石段を上(あが)ると、昔の冠木門(かぶきもん)風な表門で、それから右の方の玄関まで行く間が、花崗石(みかげいし)の敷石伝(つた)い、その間の、つまり表から見ると、門の右側の方に武者窓(むしゃまど)のような窓のついている長屋が三軒あって、それも凡(すべ)てこの家に附いているのだ、この長屋というのは、何(ど)れもこれも、最早(もう)長年人の住まわなかったものか、床(ゆか)も壁も、ぼろぼろに頽(くず)れて、戸をあけて内へ入ると、一種嫌な臭気がプーンと鼻をつく、それ故(ゆえ)以前(まえ)に居た人なども、物置にでもつかったものらしい形跡がある、こんな風に、三軒が皆行(ゆ)き通(とお)しのようになっていて、その中央(なか)の家の、立腐(たちぐさ)れになってる畳の上に、木の朽(く)ちた、如何(いか)にも怪し気な長持(ながもち)が二つ置いてある、蓋(ふた)は開けたなりなので、気味悪(わ)る悪(わ)る内(なか)を覘(のぞ)いて見ると、別に何も入っていないが、その辺(あたり)には真黒(まっくろ)な煤(すす)が、堆(うずたか)く積(つも)っていて、それに、木の片(きれ)や、藁屑(わらくず)等(など)が、乱雑に散(ちら)かっているので実に目も当てられぬところなのだ、それから玄関を入ると、突当(つきあた)りが台所、そのまた隣の間(ま)というのが頗(すこぶ)る怪しいものだ、何しろ四方が凡(すべ)て釘付(くぎづけ)になって不開(あけず)の間(ま)ともいった風なところなので、襖戸(ふすまど)の隙から見ると、道場にでもしたものか、十畳ばかりの板敷で、薄暗いから何となく物凄いのだ、その傍(そば)の細い椽側(えんがわ)を行くと、茶席になるのだが、その間(ま)の矢張(やっぱり)薄暗い椽側(えんがわ)の横に、奇妙にも、仏壇が一つある、その左手のところは、南向(みなみむき)に庭を眺めて、玄関の方からいうと、六畳に四畳半に十畳というように列(なら)んでいる、その十畳というのが、客座敷らしい、私は初め其処(そこ)を書斎にしてみたが、少し広過ぎるので、次の四畳半に移った、六畳の方は茶(ちゃ)の間(ま)に当てたのである、転居した当時は、私の弟と老婢(ろうひ)との三人であったが、間もなく、書生が三人ばかり来て、大分賑(にぎや)かに成(な)った、家の内は、先(ま)ずこんな風だが、庭は前(ぜん)云った様に、かなり広いが、これも長年手を入(はい)らぬと見えて、一面に苔(こけ)が蒸(む)して、草が生えたなりの有様(ありさま)なのだ、それに座敷の正面のところに、一本古い桜の樹があって、恰(あだか)も墨染桜(すみぞめざくら)とでもいいそうな、太い高い樹であった、殊(こと)に茶席の横が、高い杉の木立になっていて、其処(そこ)の破(こわ)れた生垣から、隣屋敷の庭へ行けるのだ、ところが、この隣屋敷というのが頗(すこぶ)る妙で、屋敷といっても、最早(もう)家はないのだが、頽(くず)れて今にも仆(たお)れそうな便所が一つ残っている、それにうまく孟宗竹(もうそうちく)の太いのが、その屋根からぬっきり突貫(つきぬ)けて出ているので、その為(た)めに、それが仆(たお)れないで立っているのだ、その辺(あたり)は、その孟宗竹(もうそうちく)の藪のようになっているのだが、土の崩れかけた築山(つきやま)や、欠けて青苔(あおごけ)のついた石燈籠(いしどうろう)などは、未(いま)だに残っていて、以前は中々(なかなか)凝(こ)ったものらしく見える、が何分(なにぶん)にも、ここも同じく、人の手の入(はい)った様子がないので、草や蔓(つる)が伸放題(のびほうだい)、入って行くのも一寸(ちょっと)気味が悪(わ)るいほどであった...   一寸その家の模様を談してみると、先ず通路から、五六階の石段を上ると、昔の冠木門風な表門で、それから右の方の玄関まで行く間が、花崗石の敷石伝い、その間の、つまり表から見ると、門の右側の方に武者窓のような窓のついている長屋が三軒あって、それも凡てこの家に附いているのだ、この長屋というのは、何れもこれも、最早長年人の住まわなかったものか、床も壁も、ぼろぼろに頽れて、戸をあけて内へ入ると、一種嫌な臭気がプーンと鼻をつく、それ故以前に居た人なども、物置にでもつかったものらしい形跡がある、こんな風に、三軒が皆行き通しのようになっていて、その中央の家の、立腐れになってる畳の上に、木の朽ちた、如何にも怪し気な長持が二つ置いてある、蓋は開けたなりなので、気味悪る悪る内を覘いて見ると、別に何も入っていないが、その辺には真黒な煤が、堆く積っていて、それに、木の片や、藁屑等が、乱雑に散かっているので実に目も当てられぬところなのだ、それから玄関を入ると、突当りが台所、そのまた隣の間というのが頗る怪しいものだ、何しろ四方が凡て釘付になって不開の間ともいった風なところなので、襖戸の隙から見ると、道場にでもしたものか、十畳ばかりの板敷で、薄暗いから何となく物凄いのだ、その傍の細い椽側を行くと、茶席になるのだが、その間の矢張薄暗い椽側の横に、奇妙にも、仏壇が一つある、その左手のところは、南向に庭を眺めて、玄関の方からいうと、六畳に四畳半に十畳というように列んでいる、その十畳というのが、客座敷らしい、私は初め其処を書斎にしてみたが、少し広過ぎるので、次の四畳半に移った、六畳の方は茶の間に当てたのである、転居した当時は、私の弟と老婢との三人であったが、間もなく、書生が三人ばかり来て、大分賑かに成った、家の内は、先ずこんな風だが、庭は前云った様に、かなり広いが、これも長年手を入らぬと見えて、一面に苔が蒸して、草が生えたなりの有様なのだ、それに座敷の正面のところに、一本古い桜の樹があって、恰も墨染桜とでもいいそうな、太い高い樹であった、殊に茶席の横が、高い杉の木立になっていて、其処の破れた生垣から、隣屋敷の庭へ行けるのだ、ところが、この隣屋敷というのが頗る妙で、屋敷といっても、最早家はないのだが、頽れて今にも仆れそうな便所が一つ残っている、それにうまく孟宗竹の太いのが、その屋根からぬっきり突貫けて出ているので、その為めに、それが仆れないで立っているのだ、その辺は、その孟宗竹の藪のようになっているのだが、土の崩れかけた築山や、欠けて青苔のついた石燈籠などは、未だに残っていて、以前は中々凝ったものらしく見える、が何分にも、ここも同じく、人の手の入った様子がないので、草や蔓が伸放題、入って行くのも一寸気味が悪るいほどであったの読み方
柳川春葉 「怪物屋敷」

...嚊座(かかざ)と相対する他の一側が客座である...   嚊座と相対する他の一側が客座であるの読み方
柳田国男 「雪国の春」

...客座敷の襖を張り替えるのに...   客座敷の襖を張り替えるのにの読み方
山本周五郎 「さぶ」

...冠(かむり)をつけて客座に出て来た...   冠をつけて客座に出て来たの読み方
吉川英治 「源頼朝」

「客座」の読みかた

「客座」の書き方・書き順

いろんなフォントで「客座」

「客座」の英語の意味


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賀茂別雷命   原典   羸弱  

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