...実際家庭を益するような作物があるか否かは疑問である...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...京都で日本髷の実際家達がさみどり会という会を作って研究しているのがありますが...
上村松園 「好きな髷のことなど」
...今までのように実際家に軽蔑されないほどの収入を得て...
内田魯庵 「駆逐されんとする文人」
...恐らく偶然の一致でしょうぜ」署長は実際家であった...
江戸川乱歩 「殺人迷路」
...実際家の集団は理論家の夫を優越し得ない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...又極めて有能な実際家だったことが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...実を云うと私は著者の実際家らしい識見に啓発される処が甚だ大きいのだが...
戸坂潤 「読書法」
...そして最も実際家だ...
豊島与志雄 「二つの途」
...「実際家ら」はせめて準定法の一絞首台の必要を感じた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...」実際家であるクールフェーラックは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...日本の将来をもその手によって打開しようとした実際家に過ぎません...
中里介山 「大菩薩峠」
...子路の中で相当敏腕(びんわん)な実際家と隣(とな)り合って住んでいる大きな子供が...
中島敦 「弟子」
...之は実際家の私よりも却って...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...金的を狙ってばかりいる実際家として...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...時務に通じたる実際家が社会の需要に応じてその理論を実行するのを待たねばならぬ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...かの女が実際家(じっさいか)であるということは...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...も一つは美妙斎のやうな抒情詩家風の空想家よりずつと実際家だつたやうに思はれる...
水野葉舟 「言文一致」
...実際家並の灯かげも一層地べたに近いものとなった...
「朝の風」
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