...それは多くの学者や実際家が各自に究めようとしてゐる処で...
有島武郎 「農民文化といふこと」
...実に愚(おろか)な仕業だからね」実際家の予審判事は...
江戸川乱歩 「鬼」
...今度の様な空想的犯罪には、僕等実際家は、全く手も足も出ないことが分った...
江戸川乱歩 「鬼」
...学校は実際家の知識とは相容れないで圧服せられるのみであるというなら...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...支那の実行家(親孝行にも理論家と実際家との二通りがある...
薄田泣菫 「茶話」
...プラグマとしての実際的事物に応対する人間・実際家は...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...彼は実際家のようには...
戸坂潤 「思想としての文学」
...彼れは事実を較量するの実際家にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...人物は感心し難いが、そういう批評を聞いていると、実際家だけに、耳を傾くべきところが少なくはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...日本の将来をもその手によって打開しようとした実際家に過ぎません...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんにゃくも取れ申す」実際家だけに...
中里介山 「大菩薩峠」
...如何(いか)にも実際家らしい...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...学者や実際家が見たら...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...之は実際家の私よりも却って...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...金的を狙ってばかりいる実際家として...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...研究の結果をどうするかなんてことは実際家にまかせておけばいい...
平林初之輔 「人造人間」
...実際家並の灯かげも一層地べたに近いものとなった...
「朝の風」
...純然たる実際家肌の同氏が真剣になって話す態度を見ていると事実としか思えない...
夢野久作 「幽霊と推進機」
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