...人間の知識は神学的な段階から実証的な段階に移行するというのがコントの根本的な思想なのであって...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...科学的精神は第一に実証的な精神である...
戸坂潤 「技術的精神とは何か」
...最も実証的な範疇だと云うことが出来る...
戸坂潤 「技術の哲学」
...批評活動自身がそれ独特な技術の蓄積・伝承による一種の――文芸制作自身とは異る――実証的な制作である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...挙国一致という言葉は言葉としては非常に美しいから、これを掛声とすることもまた美しい行為に違いはないが、しかし問題は掛声や心がけではなくて、実証的な現実だ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...実証的な知識は、意識や観念よりも先に自然や物がなければならなかったことを、吾々に教えているからである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...実証的な知識は、意識や観念よりも先に、自然や物がなければならなかったことを、吾々に教えている...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...実証的な自然と意識とを持って来る必要があった以上...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...一種の実証的な・検証的な・実践的「科学」である必要がある...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...しかも牽強付会される個々のタームは極めて実証的な引例や経験に基いているというわけだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...一体実証的な世俗の知恵と何の関わりがあろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...と云うのは氏は実証的な常識以外に何等の哲学をも認めないのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...このディアレクティークの裏に空間に関する客観説――そう呼ぶとして――がその実証的な強みにも関らず...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...わが国で最も実証的な頭脳を有する人々よりも...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...実証的なものに対する知識を示すので...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...ヘーゲル哲学の意図を一層実証的な...
三木清 「科学批判の課題」
...実証的なものを見るのでなければならぬ...
三木清 「哲学入門」
...科学というとどこまでも客観的で実証的な人間精神の努力そのものの歴史的な成果への評価と混同するような結果をも生むのである...
宮本百合子 「科学の常識のため」
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