...たとえ幽霊やお化けが今実在するにしてもだ...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...あの夢に見る町や人々がどこかにチャンと実在するのじゃないか...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...実在する意識と実在する自然との関係になれば...
戸坂潤 「科学論」
...実在する対象の合同を云々する時物理的な合同の外に尚何物かが考えられていると云うにしてもヘルムホルツによればそれは「認識し得るもの」に就いては何の変りもないと謂うのであるが...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...処がこの実証的な現実事物が実在するということは...
戸坂潤 「技術的精神とは何か」
...無論思想動員を行なおうという試みや企ては常に実在する...
戸坂潤 「思想動員論」
...初めて仕事として実在するのであり...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...こういう不思議な放射線が実在するものなら...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...もしこれが実在するものであれば...
中谷宇吉郎 「雪の話」
...歴史的世界に実在するものは...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...正に「実在するもの」といふやうな意味を持つてゐる...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...実在する延長の複合観念は...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...知覚できない実在する存在によって中断された前後の知覚が結合されることを想定することによって覆い隠す...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...」心の外に世界が実在するか否か...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...実は諸国に多く実在する蜥蜴群が蛇に似て足あるなり...
南方熊楠 「十二支考」
...竜は今日も多少実在する等の虚張(こちょう)談に...
南方熊楠 「十二支考」
...もし本土の何処(どこ)かに多少有害な水蛇が実在するかしたかの証左が挙がらば...
南方熊楠 「十二支考」
...客観的に実在するものについてものを言う仕事です...
三好十郎 「恐怖の季節」
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