...彼は実利主義者で、常に自己利益を優先する...
...実利主義的な考え方で問題を解決する...
...実利主義的な経営手法を採用した企業が増えている...
...政治家たちは実利主義を掲げながら選挙を戦っている...
...実利主義に基づく判断をすることは結果的には効果的だが、道徳的な問題もある...
...しかも明治維新とともに生まれた卑しむべき新文明の実利主義は全国にわたって...
芥川龍之介 「松江印象記」
...ただの興覚めの実利主義者とかいうものとは事ちがい...
太宰治 「家庭の幸福」
...いやに興覚めなハツキリした事を断言してはばからぬ実利主義者もあるのだから...
太宰治 「津軽」
...年寄りくさい実利主義的な傾向もあるのでしょうか...
太宰治 「トカトントン」
...と云った風な実利主義に転向したとしても不思議はない...
谷崎潤一郎 「細雪」
...自分はそれよりも実利主義で行く...
谷崎潤一郎 「細雪」
...うちは実利主義で行くのんや...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ひどく疑い深いペリシテ人(びと)(実利主義の俗物)にありがちで...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...己も明治時代の実利主義派で...
徳田秋声 「縮図」
...吾人は決してベンサム氏の宗教に随喜して実利主義を主張するものにあらざれども...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...後年ベンサムの実利主義(Utilitarianism)をもって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...万世不易の真理とまで信ぜられていた自然法主義および天賦人権説に対(むか)って反対の第一矢を放ったる耳新しき実利主義と...
穂積陳重 「法窓夜話」
...有名なる「最大数の最大幸福」なる実利主義であったが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...ベンサムが始めて実利主義を唱えて法律改善を説いた時には...
穂積陳重 「法窓夜話」
...死に至るまで実利主義のために進路の荊棘(けいきょく)を攘(はら)った...
穂積陳重 「法窓夜話」
...前出第三巻第一章「実利と誠実について」における所論(実利主義でゆくか良心第一でゆくか)を想い出していただきたい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索