...やがて自分の人生をも実り豊かにしてゆく...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...今その枝を少し曲げて水平にすると花が咲き、又多く実ります...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...栗の実りて自(おのず)から殻を脱するの時あるを知らば...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...之の分析こそ科学論――方法論――の真に実りある内容となるであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...野の実り、甘き葡萄(ぶどう)の房さえもうたげの席を賑わさず血に染みし祭りの壇(たな)にいけにえの残りのけぶり くゆるのみ悲しき瞳(め)もてセレースがふりさけ見れば、かなたには汚れの底になずみたる人の姿の見ゆるのみ」すすりなきの声が突然ミーチャの胸からほとばしり出た...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...実りを天の風雨に待って争わぬ仕事を...
中里介山 「大菩薩峠」
...悪食(あくじき)をしないでも次の実りまで...
中里介山 「大菩薩峠」
...それまで住むのに適しない土地を住むことができて実り多い土地にした...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...美は 実りそして激しい力づよさでうち砕く...
原民喜 「惨めな文学的環境」
...八丈島之南三百里程の処に有之候無人島之大体文禄二年、信濃深志城主彦七郎の子、小笠原貞頼(さだより)、家康の命を受け、伊豆下田より出船、八丈島の南、三百里の処にて無人の島嶼に行き当り、木標、二カ所に建、「日本国天照皇太神宮宮地、島長源家康公幕下小笠原四位小将民部大輔源貞頼朝臣」とあり爾来、毎年、同島に赴き、大いに利するところあり延宝二年、島谷市右衛門ら、無人の島嶼を巡検し、天照皇太神ほか二神を勧請し、「日本内」の木標を建(たつ)、享保十二年春、豊前小倉城主小笠原右近将監殿、日本より東南にあたり、無人島あり、五穀自ら実り、林木(りんぼく)、花多しと申すなり、実否を糺し申さばやと公儀へ御届けあり、すなはち御免を蒙り、伊勢の国にて大船をつくり、武具、馬具、兵糧等おびただしく積み入れ、小笠原式部と言ふ文武兼備の侍を主将として、都合、百五十人ばかり東南の沖へ乗出しけるが、首尾よく彼の島へ着岸せしや、又海中にて破船せしや、便り無かりしとなり其頃、同国の漁師ども、難風に逢ひて南海の絶島に吹きつけられしが、その島には、人一人も住まはず、五穀、満ち足り、平生、無人のところゆゑ、何によらず出来甚だよく、大勢にて久しくその島に逗留せしも、食物に差支へざりしとか...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...私の努力が実り、有利な状況になったので、みなさん関心があると思います、スペンサ・グラント商会の財産、およびグラントと婚約者の将来のことです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...よき実りがあろうとは考えられぬ...
本庄陸男 「石狩川」
...そして山神に供える鏡餅だとか供米(くまい)だとか珍らしい初実りの野菜とかを積んで出かけるんです...
室生犀星 「不思議な国の話」
...よき実りを得んとする者は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...苗生えいで実りたるとき...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...この中手は先日の暴風にあって実りが悪い...
横光利一 「夜の靴」
...今年の実りを問い...
吉川英治 「三国志」
...一念帰命の苗を植え念々称名の水をかけ往生の秋になりぬれば実りを見るこそうれしけれ歌の通ってゆく後へ後へと...
吉川英治 「親鸞」
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