...実に恥しい事件が起った...
石川欣一 「比島投降記」
...二人は実に淋しい親子でした...
太宰治 「人間失格」
...吾人は実に驚嘆せざらんとするもあたわざるなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...実に五千八百余隻に及んでいるという...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...確実にそれを守り...
蜷川新 「天皇」
...が重要な位置を占める事実によって...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...安全確実に浮洲の上に坐りこんで居り...
久生十蘭 「海難記」
...ソレはソレは卑劣とも何とも実に云(い)いようのない悪い事をして一寸(ちょい)とも愧(は)じない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...実に深い興味を持っている...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...実に良くないです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...文学のジェネレーションのことを考えると実に面白いことね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この真理が如実に明示される)...
柳宗悦 「工藝の道」
...私よりは家族たちのほうが「確実に」生きていたようだし...
山川方夫 「愛のごとく」
...しかし、大きな事実には、彼も抗し得なかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...実にしいんとひそまり返っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...現実に還(かえ)った瞬間の沢庵の気持は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...闇に光る権之助の眼の実にらんらんと害意に燃えているためであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...我々が現実に触れた中にも存している...
和辻哲郎 「孔子」
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