例文・使い方一覧でみる「実に」の意味


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...不思議なようだが実に厭な気持になる...   不思議なようだが実に厭な気持になるの読み方
梅崎春生 「風宴」

...「明智君、実に名論です...   「明智君、実に名論ですの読み方
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」

...私は実に閉口した...   私は実に閉口したの読み方
太宰治 「故郷」

...実になる、ならない、もへんなもので、むかし発電機の発明をして得々としていたところ、一貴婦人から、けれども博士、その電気というものが起ったからって、それがどうなるのですの? と質問され、博士大いに閉口して、奥さま、生れたばかりの赤ん坊に、おまえは何を建設するのだい? と質問してみて下さい、と答えて逃げ去ったとかいう話しがあるけれども、何千万年まえの世界には、どんな動物がいたか、一億年のちにはこの世界はどんなになるか、そんな話は、いったい実になるものかどうか...   実になる、ならない、もへんなもので、むかし発電機の発明をして得々としていたところ、一貴婦人から、けれども博士、その電気というものが起ったからって、それがどうなるのですの? と質問され、博士大いに閉口して、奥さま、生れたばかりの赤ん坊に、おまえは何を建設するのだい? と質問してみて下さい、と答えて逃げ去ったとかいう話しがあるけれども、何千万年まえの世界には、どんな動物がいたか、一億年のちにはこの世界はどんなになるか、そんな話は、いったい実になるものかどうかの読み方
太宰治 「答案落第」

...しかしそんなことはどうであっても彼らが蜜を集めているという事実には変わりはないのである...   しかしそんなことはどうであっても彼らが蜜を集めているという事実には変わりはないのであるの読み方
寺田寅彦 「藤棚の陰から」

...それ「武士は食わねど高楊枝」とは実に封建武士の気風を穿(うが)ちたるの俚諺(りげん)なり...   それ「武士は食わねど高楊枝」とは実に封建武士の気風を穿ちたるの俚諺なりの読み方
徳富蘇峰 「将来の日本」

...実に気の毒な様であった...   実に気の毒な様であったの読み方
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」

...撓り按排(あんばい)が実に美的である...   撓り按排が実に美的であるの読み方
夏目漱石 「吾輩は猫である」

...……実にどうも、聞き捨てにならん事でありますから、その二人を呼びつけて厳しく叱責をいたしましたところ、その両人は一向に自説を翻えす模様がないのでござります...   ……実にどうも、聞き捨てにならん事でありますから、その二人を呼びつけて厳しく叱責をいたしましたところ、その両人は一向に自説を翻えす模様がないのでござりますの読み方
久生十蘭 「魔都」

...穴にかゝつた私の草鞋は霜の地面に実にも筆力雄渾な滝の画を描いた...   穴にかゝつた私の草鞋は霜の地面に実にも筆力雄渾な滝の画を描いたの読み方
牧野信一 「剥製」

...蘭山は実にここに二つの誤謬をあえてしている...   蘭山は実にここに二つの誤謬をあえてしているの読み方
牧野富太郎 「植物記」

...定家(ていか)の糟粕(そうはく)をしゃぶるでもなく自己の本領屹然(きつぜん)として山岳と高きを争い日月と光を競うところ実に畏(おそ)るべく尊むべく覚えず膝(ひざ)を屈するの思い有之(これあり)候...   定家の糟粕をしゃぶるでもなく自己の本領屹然として山岳と高きを争い日月と光を競うところ実に畏るべく尊むべく覚えず膝を屈するの思い有之候の読み方
正岡子規 「歌よみに与ふる書」

...黒海は実に目醒めるばかり碧紺の海の色だのに...   黒海は実に目醒めるばかり碧紺の海の色だのにの読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

...生活の力と生長の力はその外皮の予想を克服して実に感覚として今日をとらえているということは何といううれしさでしょう...   生活の力と生長の力はその外皮の予想を克服して実に感覚として今日をとらえているということは何といううれしさでしょうの読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

...むしろ焼くが如き東洋の空にわれを送れよかし!むしろ凍れる大熊星の下をさまよわしめよ!(ルカヌス)* 史実によるとモンテーニュの祖先は...   むしろ焼くが如き東洋の空にわれを送れよかし!むしろ凍れる大熊星の下をさまよわしめよ!* 史実によるとモンテーニュの祖先はの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...またたび細工の負籠(おいかご)などにも実に見事なのがあって...   またたび細工の負籠などにも実に見事なのがあっての読み方
柳宗悦 「手仕事の日本」

...それがもう、年中なんですからたまりませんわ」「こういう生活というものも、そう申しては何ですが、実に、お察しできますね」「わたし、何でもいいから、はやくこんな混濁した、心にもない、生活を抜け出して、ほんとに、力のある個性のもてる、家庭に生きたいと思いますわ」「そうでしょう、そうでしょうとも...   それがもう、年中なんですからたまりませんわ」「こういう生活というものも、そう申しては何ですが、実に、お察しできますね」「わたし、何でもいいから、はやくこんな混濁した、心にもない、生活を抜け出して、ほんとに、力のある個性のもてる、家庭に生きたいと思いますわ」「そうでしょう、そうでしょうともの読み方
吉川英治 「かんかん虫は唄う」

...いやもう実に迅速(じんそく)も迅速...   いやもう実に迅速も迅速の読み方
吉川英治 「黒田如水」

「実に」の読みかた

「実に」の書き方・書き順

いろんなフォントで「実に」

「実に」の英語の意味


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イヤというほど   省略された   ばか息子  

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