...社会の幸福の根本的要素であるといふ真理に対して実に朦朧たる観念ほか有してはゐない様である...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...実にすんなりと伸びた脛だった...
海野十三 「階段」
...それは実に大したもんだ」と...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...実に、迷惑な話だ...
江戸川乱歩 「悪霊」
...」そう言って私の肩を実に親しそうにぽんと叩くと...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...絶対の完全は到底之を現実にし得可からざるが故に...
高木敏雄 「比較神話学」
...(昭和十年十月十五日)*蝶や鳥の雄が非常に美しい色彩をしているのは雌の視覚を喜ばせてその注意をひくためだというような説は事実に合わないものだということがいろいろの方面から説明されているようである...
寺田寅彦 「柿の種」
...この教程は今考えてみると偶然とは言いながら実によくできていたと思う...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...実に今茲(ことし)四月某日なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...何とも言えない!これは実に瞬間の兇事でしたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...実に最良の場合の心理であつた...
北條民雄 「精神のへど」
...エレンは頭痛を口実に席を抜けたが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...また実に人間及び社会の可完全化性とさえいう如き不合理な逆説を...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この光り物は実に不思議な現象であって...
武者金吉 「地震なまず」
...実に我々に我々の欠陥を教えるのに十分だと思われる経験をさえ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...○同庄松脚子部落こういう村ってものは実にすばらしいものだな...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...実に無遠慮な――というよりも言語道断な奇舌をもてあそんで...
吉川英治 「三国志」
...この点についてはすでに最近十年の変遷が実に目まぐろしい...
和辻哲郎 「世界の変革と芸術」
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