...宝船が海底に沈んでいるという噂がある...
...彼の顔色が宝船を探しているかのようだった...
...宝船を見つけるために必要な知識を勉強する...
...宝船を発見するために海に潜る冒険家たち...
...宝船から盗品を手に入れたとして逮捕された男性...
...僕はなんだか極楽行の宝船にのりこんだような気がしてきてならなかった...
海野十三 「地球を狙う者」
...「――宝船に何か区別があるのかもしれない...
高見順 「如何なる星の下に」
...小さいのになると宝船のついてないのがあり...
高見順 「如何なる星の下に」
...宝船の主人は、つまり、この乃公(おれ)だ」彼は、麻縄(ロープ)でぐるぐる巻にされ、甲板に転がっている僕等に気がつくと、また、険しい眼付で、ピストルの銃口を向けた...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...狩野正信(かのうまさのぶ)の宝船の茶がけのかかっている床の間を背に「存外...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...正月に初夢の宝船を売る声は既に聞かれなくなったが...
永井荷風 「巷の声」
...飢え迫るこの地方の人々はこの宝船によって救われた...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...宝船(たからぶね)以上の夢見る秘訣(ひけつ)僕の素人(しろうと)的の考えでは...
新渡戸稲造 「自警録」
...おそらく宝船以上の宝(たから)の夢を得るであろう...
新渡戸稲造 「自警録」
...枕の下へ敷いて寝るんで」「まるで宝船だ」「あまり結構な夢も見ませんね」「当り前だ」話は際限もなく馬鹿々々しい調子になります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...宝船を売りにきた...
久生十蘭 「ユモレスク」
...いざ鎌倉という時に宝船の中から鼠の糞は落ちようと金が湧(わ)いて出る気遣(きづかい)はなしさ...
正岡子規 「熊手と提灯」
...(二月四日)節分の夜に宝船の絵を敷寐して初夢をうらなふ事我郷里のみならず関西一般に同様なるべし...
正岡子規 「墨汁一滴」
...(五月一日)『宝船』第一巻第二号の召波(しょうは)句集小解(しょうかい)を読みて心づきし事一つ二つ紙子(かみこ)きて嫁が手利(てきき)をほゝゑみぬ「老情がよく現はれてゐる」との評なれど余はこの句は月並調に近き者と思ふ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...大黒天の事は石橋臥波君の『宝船と七福神』てふ小冊に詳述されたから...
南方熊楠 「十二支考」
...と、彼女は、天井に沿っている店の缶詰棚へ乱れかかる煙の下から、「宝船じゃ、宝船じゃ...
横光利一 「南北」
...お前宝船やないか...
横光利一 「南北」
...その間に裸の人(童子?)の棹(さお)さしている宝船が...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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