...これがいわゆる宝永山である...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...おそらくは宝永地震後...
寺田寅彦 「怪異考」
...宝永四年または安政元年のような大規模な広区域地震が突発すれば...
寺田寅彦 「災難雑考」
...云われて見ると成程宝永だ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...宝永六年羅馬(ローマ)伝教師シロテの来りて執(とら)わるるに際し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...元禄宝永の演芸は鳥居派初期の丹絵(たんえ)の如く豪放の中(うち)稚気を帯びたる精神はその簡易にしてしかも突飛(とっぴ)なる形式と相俟(あいま)つてここに不可思議なる雅趣を示せしものなるべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
......
永井荷風 「日和下駄」
...お豊は、その門杉には別に願いをかけることもなく、楼門の石段を下りても、その方へは別に足を向けないで、宝永三年、大風のためにその一本を吹き折られた名ばかりの二本杉の方へ参ります...
中里介山 「大菩薩峠」
...これはいかにも宝永乾字(ほうえいかんじ)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...宝永六年(1709)に発行せられた貝原益軒(かいばらえきけん)の『大和本草(やまとほんぞう)』に「京都泉涌寺六角堂同寺町又叡山西塔ニアリ元亨釈書(げんこうしゃくしょ)ニ千光国師栄西入宋ノ時宋ヨリ菩提樹ノタネヲワタシテ筑前香椎ノ神宮ノ側ニウエシ事アリ報恩寺ト云寺ニアリシト云此寺ハ千光国師モロコシヨリ帰リテ初テ建シ寺也今ハ寺モ菩提樹モナシ畿内ニアルハ昔此寺ノ木ノ実ヲ伝ヘ植シニヤ」とあり...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...そこで私は富士山の容姿をもと通りに佳くするためにアノ宝永山を取り除いてやりたいと思う...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...例せば宝永七年板『御入部伽羅女(ごにゅうぶきゃらおんな)』四に...
南方熊楠 「十二支考」
...さるを宝永三年根津左衛門が霊を合せ祭りて...
南方熊楠 「十二支考」
...宝永四年(西暦一七〇七)十月四日の大地震大津浪の時...
武者金吉 「地震なまず」
...宝永四年(西暦一七〇七)...
武者金吉 「地震なまず」
...宝永元年に病死した...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...元禄十七年は宝永(ほうえい)と改元せられた年である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...元禄から宝永の半世を熊本の泰勝寺に位して...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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