...非常な長所と言って宜しい...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...箪笥にはもう何も御座いませんのです』――大玄和尚は言った『宜しい...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「葬られたる秘密」
...葉を一枚取っても宜しいでしょう...
豊島与志雄 「蓮」
...……そんな子供を生んでも宜しいんですか...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...とでも申したら宜しいでしょうか...
豊島与志雄 「無法者」
...」「宜しいからお帰り下さい...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...先づそれだけと言つて宜しいのであります...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...すると肋骨君はまた宜しいと答えた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...もう二三百円は出しても宜しい」「エエッそんな高価なものですか...
野村胡堂 「古銭の謎」
...帰つたら唯病気は少し宜しいと云つて下さい...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...魚類の腐つたものよりか新しい野菜の方が餘つ程宜しい...
福澤諭吉 「明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説」
...(第二図下の右)第二図 (上)蓮根の切口 (中)ハイネの切口 (下)葉柄の切口蓮根を採るには白花のハスの方が宜しい...
牧野富太郎 「植物記」
...また紀州人ならずともこの名はこの羊歯に対し真っ先きに付けられたものであるがゆえに誰れもが異議なくこれを用うれば宜しい訳である...
牧野富太郎 「植物記」
...訓だと思へば宜しいのであります...
森鴎外 「假名遣意見」
...岩形氏の背広のポケットから出て来た」「……………」「それからどうした」「一寸支配人が代ってお話をしたいとの事ですが宜しいですか」「ああどうか...
夢野久作 「暗黒公使」
...装飾や美観は泰平になってからやれば宜しい...
吉川英治 「新書太閤記」
...ごきげんの宜しい折に...
吉川英治 「新書太閤記」
...宜しいとも、私も毎日これが無くては過せない男だが、それでは丁度いい相棒が出來て結構だなどと話し合つてゐるところへ、溪の方から頭を丸く剃つた、眼や口のあたりに何處か拔けた處のある、大きな老爺がのそ/\と登つて來た...
若山牧水 「比叡山」
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