...脇を通る定連たちと盛んに挨拶(あいさつ)を交わしている...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...定連は名誉としている...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...次男の亀さんとその妹の丑尾(うしお)さんとが定連(じょうれん)のお客であった...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...八飴屋(はちあめや)の定連であつたりするのは可いとして...
徳田秋声 「チビの魂」
...私のところは御贔負の御定連さまばかりで...
徳田秋聲 「二つの失敗」
...居合わせた定連の者も...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここへ集まる定連(じょうれん)のかおぶれを...
中里介山 「大菩薩峠」
...御定連といううちにも...
中里介山 「大菩薩峠」
...定連(じょうれん)はみな感づいていないはずはないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜分だけ定連を借り切って...
野村胡堂 「古城の真昼」
...次第に定連がふえて来た...
野村胡堂 「胡堂百話」
...定連(じょうれん)の人たちがちらほらいて...
長谷川時雨 「西川小りん」
...来るたびに若くなって来るとは御定連(ごじょうれん)でさえも洩らす讃美である...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...定連には、国展、独立、自由美術などの画家、彫刻家多数であるが、この店では、カラカラで泡盛を出すので、杯でたのしめるのである...
山之口貘 「池袋の店」
...ある夜、六、七人程の定連で、例の泡盛屋で、終電が逃げ出すころまで飲んだ...
山之口貘 「酒友列伝」
...あらかじめこれら定連の席には別仕立ての座蒲団がずらり...
山本笑月 「明治世相百話」
...「アライところで一本」なぞいう御定連(ごじょうれん)は無いと云った方が早いくらい...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...プランタンに来た定連には...
吉井勇 「青春回顧」
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