...「おれに定連を頼むは...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ありふれた倶樂部の御定連が...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...ここの定連のひとりである漫才屋さんの「ぽんたん」が「今晩は」と賑(にぎ)やかに入って来た...
高見順 「如何なる星の下に」
...次男の亀さんとその妹の丑尾(うしお)さんとが定連(じょうれん)のお客であった...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...八飴屋(はちあめや)の定連であつたりするのは可いとして...
徳田秋声 「チビの魂」
...而も無内容なこの諸名辞の今云った一定連関――諸公理乃至公理体系――さえが単に...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...小紅亭の定連は多く拉甸区の書生画工にして時には落魄(らくはく)せる老詩人かとも思はるる白髪の翁(おきな)を見る...
永井荷風 「書かでもの記」
...みんなこの島の定連(じょうれん)なのじゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...居合わせた定連の者も...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの御定連(ごじょうれん)だけではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこへまた例の御定連が程よく相並ぶと...
中里介山 「大菩薩峠」
...その中に定連(じょうれん)の席が設けてあった...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...私は所謂「定連」といふべき人々を...
堀辰雄 「水族館」
...ところで、この頃になつて、さういふ定連が、また一人、急に殖えたのである...
堀辰雄 「水族館」
...演劇の小山内薫も美術の石井柏亭も文學附録寄稿の定連であつたのだ...
正宗白鳥 「編集者今昔」
...若々しい定連とスター文庫の計画を立てたりして多少の本など置いてあったりする店で...
山之口貘 「池袋の店」
...定連には、国展、独立、自由美術などの画家、彫刻家多数であるが、この店では、カラカラで泡盛を出すので、杯でたのしめるのである...
山之口貘 「池袋の店」
...「アライところで一本」なぞいう御定連(ごじょうれん)は無いと云った方が早いくらい...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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