...「我々の運命を定めるものは信仰と境遇と偶然とだけです...
芥川龍之介 「河童」
...社会的富の専有に関して人格と人格との関係を定めるのに...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...化学は物理学とはその限界を定めるに困難な位い...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...彼我(ひが)を見定めるの余裕があろうはずがありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...折から空の高くを飛び過ぎて行く鳥の群に向つて狙ひを定める...
中島敦 「名人傳」
...去就を定めるのだから...
夏目漱石 「私の個人主義」
...それを定めるでありましょう...
蜷川新 「天皇」
...五 國務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免竝びに全權委任状及び大使及び公使の信任状を認證すること...
日本国 「新憲法の解説」
...法律の定めるところにより...
日本国 「日本國憲法」
...法律でこれを定める...
日本国 「日本國憲法」
...左右から正確に見定めることの出來たのは怪我の功名でもありました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分はどこまで進んでゆけるのかを見定めるすべを彼女は知っていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ハッと笑子が瞳を定める暇もなく...
久生十蘭 「魔都」
...半ば自棄(やけ)気味で覚悟を定めると...
北條民雄 「いのちの初夜」
...黒い人影――瞳を定めると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そしてこの支配被支配の関係が思想の性格としての善悪をおのずから定める...
三木清 「危機における理論的意識」
...それをはつきり見定めることが出來た...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...四方を定める力ともなろうに...
吉川英治 「三国志」
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