...淡道(あはぢ)の屯家(みやけ)を定めたまひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...奉仕を定め役をなす...
高木敏雄 「比較神話学」
...船も丁度あると来たので帰る事と定める...
寺田寅彦 「高知がえり」
...一つの中心点を定めておとなしく上品にくるくると廻転しはじめるからだ...
豊島与志雄 「蠱惑」
...自由に浮雲の定めなき行衛(ゆくえ)をも見極められる...
永井荷風 「日和下駄」
...傍(はた)で見ていたら定めし変なものだったろうと思う...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...それ/″\各自の取調事項の分擔を定めて...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...四 法律の定める基準に從ひ...
日本国 「日本國憲法」
...それをよく見定めようとして起(た)ちかかったのもあったが...
アンブローズ・ビヤース Ambrose Bierce 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...月の幾日(いくか)は説教日の定めもあり帳面くるやら經よむやら斯くては身躰のつゞき難しと夕暮れの縁先に花むしろを敷かせ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...よく順序を定めて...
福沢諭吉 「学校の説」
...今や波間では灯もほのかに赤みがかり――時もかすかに浅く息をしている――そして地鳴りもなくこれから下へ下へその街が落ちゆく定めでも地獄はいずれ千の玉座から立ち上がりその都に敬礼してみせよう...
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」
...サトゥルニヌスがあらかじめ反抗者に対して定めた斬首の刑に処せられた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...生産量に従って定められるという寸法に変化して来たのである...
横光利一 「夜の靴」
...やはり夕食だけ宿で摂りそれから山小屋へ帰ることに定め...
横光利一 「旅愁」
...定めし、おやじの中将綱誠(つなのぶ)や兄貴の継友(つぐとも)もそのお仲間に交じッて、すこしでも尾張に歩(ぶ)のいいような主張をしているのだろう...
吉川英治 「江戸三国志」
...結局酋長は毎年真珠百マルクの貢を収めることに定められ...
和辻哲郎 「鎖国」
...一律に定めることはできないであろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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