...ある真理の一群を信仰箇条と定めて動かざるものである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...その他に何の証拠も残っていないのを見定め...
江戸川乱歩 「双生児」
...三俳人が合議の上で無理にこう定めたものでなく...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...心は定めていたんやそうにおす...
近松秋江 「霜凍る宵」
...この制作を中止しようと思い定めた...
永井荷風 「十日の菊」
...何者であるかを見定めようとしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...第一にその土地の東西南北の方角をよく聞き定めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...詩の稿料を定めるのである...
中原中也 「よもやまの話」
...亥刻(よつ)(十時)の鐘が鳴りはじめると一緒に、源左衛門が出かけたから、それを見定めて、そっと蔵の蔭に廻り、あっしに逢いに来たというんで」八五郎は肩を縮(すく)めた様子です、またも逢引らしい心持を思い出したのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...死ぬ際には定めし父樣とか何とか言ふたので御座りましよう...
樋口一葉 「十三夜」
...定められた時間では満足せず...
久生十蘭 「湖畔」
...手習の暇に順番を定め...
福沢諭吉 「京都学校の記」
...学費は物価の高下によりて定め難し...
福沢諭吉 「慶応義塾新議」
...定めて日々の御手入(おていれ)も一方ならざる事と存候...
正岡子規 「病牀六尺」
...組織的に観察を行う計画を定めたのであります...
武者金吉 「地震なまず」
...必ず将軍を経由して上奏をしなければ任命せられてはならぬことに定めました...
柳田國男 「名字の話」
...定めてお柳から巧みに金を捲き上げているのであろう...
横光利一 「上海」
...この方はすでに心に定めており申す」ずばとした発言だった...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??