...第一にその一編の主題となるべきものからいわゆるストーリーあるいはシュジェーが定められる...
寺田寅彦 「映画芸術」
...立ち竝んだ人家の一つ一つに眼を定めてみた...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...朝から敵は叶わんと、瞳を定めて、よく見れば、これぞ、上杉方名代の勇将、柿崎和泉守政景が、大大根(おおだいこん)の打掛纏い、一手の軍勢一千と八百...
直木三十五 「南国太平記」
...それを定めるでありましょう...
蜷川新 「天皇」
...法律の定める手續によらなければ...
日本国 「新憲法の解説」
...一座の騷ぎ呆れる顏をたそがれの色の中に見定めると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...心を定めてよく見直すと...
長谷川時雨 「糸繰沼」
...パリーで「懐中ランプ」を買って来ることに定めたのである...
火野葦平 「花と龍」
...天帝の定めた一日が...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...『ボート』の順番を『クラッス』の順番で定めちゃア...
二葉亭四迷 「浮雲」
...明日二時に稽古のやり直しといふことに定めて帰宅...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...だが何処の王様が定めた掟でもない...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...最初に定められた三...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...穴籠と定めて了ふ...
三島霜川 「平民の娘」
...抽斎先生は毎月六度乃至九度の講義日を定めて置いて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...またはあすの日の定め難さを悲しみ憂うるような歌ばかりが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...第五章 内閣一新憲法は「行政權は内閣に屬する」(六五)旨を定め...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...……と云ったらどうする」「日と時刻を定めて呉れればいい」「――決闘かっ」由平二は食いつきそうな眼をした...
山本周五郎 「百足ちがい」
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