...結局私が坂をずっと上った所に宿を定めたに拘らず...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...軍規(ぐんき)に定めがある致方(いたしかた)のない殺人ですが...
海野十三 「爬虫館事件」
...神使(じんし)たるべき人は百姓の内旧家(きうか)門地の輩(ともがら)神使を務(つとむ)べき家定めあり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...△△係といった風にちゃんと各自その定められた席について各自割り当てられた仕事をしている...
相馬泰三 「六月」
...使に出た間も定めて苦しかつたらうといふと...
高濱虚子 「續俳諧師」
...またはジンム(神武)天皇の即位を今から二千六百余年の前とする『日本紀』によって初めて定められた紀年をも...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...彼ら其居を定めしはドウドウネーの冬の郷...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...わざわざ雨戸を開けて見定めるだけの勇気も...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...時を定めず外へ出るようにした...
永井荷風 「ひかげの花」
...私の眠っているのを見定め...
永井隆 「この子を残して」
...その疑問の提灯を見定めている様子でありましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...それと見定めてから転がったものらしく...
中里介山 「大菩薩峠」
...余は大抵旅行の時期を夏から秋の初めと定めておくが...
長塚節 「旅行に就いて」
...影法師に狙ひを定め...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...沖仲仕全部の敵として立つ腹を定めたにちがわん)それを...
火野葦平 「花と龍」
...ハッキリ思い定めたとき...
正岡容 「寄席」
...古来定め来りし去り嫌ひはやや寛に過ぐるを憂(うれ)ふ...
正岡子規 「俳諧大要」
...ところ定めず武蔵野を歩き廻ったことがある...
三木清 「読書遍歴」
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