...千紛を除いて大計を定む...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...青年の成業の第一要件はまず的確なる目的を定むることである...
大隈重信 「現代学生立身方法」
...人間の運命を定むる神...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...国体名分改正の初めなれば旧来の条約明白適中せざるは一々に改正し公明正大百年不易(ふえき)の条約を定むべし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...實際に於て文部省不信任の意義を表明したるもの也何となれば學制の方針を定むるは文部大臣の職責にして他の容喙を要す可きものに非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...これら知名の画家の間(あいだ)に立ちて英泉は遂に望むが如き自家の地位を定むるの機会なかりしが如し...
永井荷風 「江戸芸術論」
...甲斐を取るよりも飛騨を定むるのが先じゃわい...
中里介山 「大菩薩峠」
...こういう場合には値段(ねだん)を定むるに両者間の承諾(しょうだく)の上に成るから...
新渡戸稲造 「自警録」
...一時の現象に眩惑(げんわく)されて終身(しゅうしん)の方針を定むることは...
新渡戸稲造 「自警録」
...商売の有様を明らかにして後日の見込みを定むるものは帳面の総勘定なり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...その仕組みには君臣の分を定むるもあり...
福沢諭吉 「日本男子論」
...福嶋をこよひの旅枕と定む...
正岡子規 「かけはしの記」
...これらの句は取り合せの巧拙によりてほぼその句の品格を定む...
正岡子規 「俳諧大要」
...頃合(ころあい)の岩ごとに上って前途を見定む...
南方熊楠 「十二支考」
...早中晩の種類を択び定むるなり...
柳田国男 「遠野物語」
...ひるがえって遼東を定む...
吉川英治 「三国志」
...上に帝王を定むるならば...
吉川英治 「三国志」
...おそらくそれをややこれ以上にかややこれ以下にか定むべき十分なる理由があるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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