...商店を見定むるについては...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...科学者の修得し研究する知識はその本質上別にそれが新しく発見されたか旧くから知られているかによって価値を定むべきものではない...
寺田寅彦 「科学上の骨董趣味と温故知新」
...次に四等の賞として定む黄金の二タラント...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...国体名分改正の初めなれば旧来の条約明白適中せざるは一々に改正し公明正大百年不易(ふえき)の条約を定むべし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...氏は魏使が一支より末盧に至れる地點を定むるに...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...甲斐を取るよりも飛騨を定むるのが先じゃわい...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲州を定むるのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...安楽を庭上に召されて罪を定むる時...
中里介山 「法然行伝」
...時觀にては遲速を定むる機の存する所を指すなり...
西周 「尚白箚記」
...この程度は概括的に定むることは出来ぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...一時の現象に眩惑(げんわく)されて終身(しゅうしん)の方針を定むることは...
新渡戸稲造 「自警録」
...身の方向を定むるもまた...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...これらの句は取り合せの巧拙によりてほぼその句の品格を定む...
正岡子規 「俳諧大要」
...見る者その巧拙を定むる能はず...
正岡子規 「俳諧大要」
...女護島(にょごがしま)へ男渡らば草履を数々出して男の穿きたるを印(しる)しに妻に定むという風俗の残れるにやと...
南方熊楠 「十二支考」
...昔田村将軍この杉の木に矢を射立て木の半身をもって奥羽の境と定む云々...
柳田國男 「地名の研究」
...早中晩の種類を択び定むるなり...
柳田国男 「遠野物語」
...わらはの思ひ定むる道も変りなむ...
夢野久作 「白くれない」
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