...「かく御身の心定まる上は...
巌谷小波 「こがね丸」
...ここに男女間の権利義務が定まる...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...すべての主要条件が与えらるれば結果は定まると考えらる...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...むしろ吾人にとりては偶然なるミクロスコピックの状態に依りて定まると考えらるるが故なり...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...一日の時間は自然に定まるという至極のんきな方法を執っていた...
寺田寅彦 「わが中学時代の勉強法」
...遂に定まる所なかりしも...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...權力の集中點自然に定まる所あると同時に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...決して斯くの如き戦略に依て定まることなきを奈何せむ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...自然に定まるものではなくて...
豊島与志雄 「生活について」
...通価といふものは定まるのである...
中原中也 「青年青木三造」
...定まる課目では素(もと)より足るべくもない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...その培養たる教育の良否によって定まることなり...
福沢諭吉 「家庭習慣の教えを論ず」
...この「うまい物」といふは小生多年の経験と一時の情況とに因(よ)りて定まる者にて他人の容喙(ようかい)を許さず候...
正岡子規 「墨汁一滴」
...剰余生産物とこれにより養われる者との比例によって定まることであり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...貴女(きぢよ)とは今日及ぴ将来に於て最早(もはや)爵位や物質的の富に由(よつ)て定まるもので無く...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...棺(かん)を蔽(おお)って定まるとか...
吉川英治 「私本太平記」
...およそ大勢の定まるのを見ようとしているふうであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...その全生涯が定まるし...
吉川英治 「宮本武蔵」
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