...官府の役人に相談することにした...
...この町には官府がほとんどないため、自治会が自治をしている...
...官府から注意を受けた店は、改善することになった...
...官府が出した指令に従わない場合は罰金が課せられることがある...
...この国には官府によって管理されている文化遺産がたくさんある...
...博多武官府にいたと言う...
梅崎春生 「桜島」
...その最後の行に目をうつしてみると)茲(ここ)に副官府大監馮兵歩を使として派遣し...
海野十三 「軍用鮫」
...二年目になって総官府に上申する事件ができて...
田中貢太郎 「富貴発跡司志」
...古澤滋の如き其他中央官府及び地方廳に散在する屬僚の如き...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...寛喜の記事は官府の日記にあらざること照々たり...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...まったく官府の管轄を蒙り...
福沢諭吉 「学校の説」
...いわく、〈会稽余姚(かいけいよよう)の人銭祐(せんゆう)、夜屋後に出で、虎の取るところと為(な)る、十八日すなわち自ら還り、説くに虎初め取る時、一官府に至り、一人几に憑(よ)るを見る、形貌壮偉、侍従四十人、いいて曰く、われ汝をして数術の法を知らしめんと欲すと、留まること十五日、昼夜諸の要術を語る、祐法を受け畢(おわ)り、人をして送り出ださしめ、家に還るを得、大いに卜占を知り、幽にして験せざるなく年を経てすなわち死し、異苑を出づ〉と...
南方熊楠 「十二支考」
...銭祐が往った虎の官府に似た事だ...
南方熊楠 「十二支考」
...およそ官府に不男の訟あらばすなわち呼んでこれを験せしむ...
南方熊楠 「十二支考」
...官府に上(たてまつ)る先祖書には...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...官府に呈する文書には届出の月日を記したためであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...官府の文書には維新の際まで...
柳田国男 「家の話」
...必ず官府に届けよという法令が...
柳田国男 「海上の道」
...官府の力を挟んで号令しようとしたばかりであった...
柳田国男 「雪国の春」
...劉表は、思い出したように、「そうそう、ずっと以前、許昌の官府で、君と曹操と、青梅の実をとり酒を煮て、共に英雄を論じた時、どちらが云ったか知らないが、天下の群雄もいま恐れるに足るものはない、まず真の英雄とゆるされる者はご辺と我ぐらいなものであろう――と語ったそうだが、その一方の御身が、先頃からこの荊州に来ていてくれるので、この劉表もどんなに心強いか知れぬ」と、いった...
吉川英治 「三国志」
...官府の腐敗も、大宮人の貧しい裏面も、都会のどんなものかという事も、かつて、長い遊学中に、ずいぶん、知っていたはずなのに、もうそれを、忘れはてて、正しいものは必ず勝つと、信じていたほどなばかであった事を、自ら覚(さと)らずにいられなかった...
吉川英治 「平の将門」
...官府において、その事由を、糺(ただ)せらるべきに、何ぞはからん、彼が理を得るの官符を下し賜はんとは...
吉川英治 「平の将門」
...『書紀』は官府の文書の集録に過ぎぬ...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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