...俵屋宗達もあれば又兵衛もありました...
上村松園 「浮世絵画家の肉筆」
...何よりも先に宗達(そうたつ)や光琳(こうりん)の筆致と色彩とを思起す...
永井荷風 「西瓜」
...宗達(そうだつ)光琳(こうりん)の絵にも描かれなかった...
永井荷風 「日和下駄」
...宗達(そうたつ)などの流儀を真似たのであるとはいへとにかく大成して光琳派といふ一種無類の画を書き始めたほどの人であるから総ての点に創意が多くして一々新機軸を出して居るところは殆ど比肩(ひけん)すべき人を見出せないほどであるから...
正岡子規 「病牀六尺」
...宗達がそのように背景をなす自然を様式化して扱いながら...
宮本百合子 「あられ笹」
...しかも宗達は、こんなに柔軟で清新な芸術の世界で、いかにも微笑まれる技術の上の手品を演じている...
宮本百合子 「あられ笹」
...力量の目ざましさにうたれる宗達が...
宮本百合子 「あられ笹」
...宗達の芸術家としての直感が...
宮本百合子 「あられ笹」
...自分というものを押し出したような強さではなくて、宗達は自然、動物、人間それぞれなりの充実感によりそって行って、そこへはまり込み、芸術に吸収して来ているのである...
宮本百合子 「あられ笹」
...光琳が大成したという宗達の装飾的な一面は...
宮本百合子 「あられ笹」
...宗達が嘗つて人間を自在に登場させた可能が封じられて...
宮本百合子 「あられ笹」
...宗達という装飾画家のこと御存じでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...俵屋宗達と云って寛永年間の人...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...九つ時宗達と交代して...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...いずれも卓絶の技巧に明治の宗達応挙とまで称えられた...
山本笑月 「明治世相百話」
...宗達風の運筆などを見...
吉川英治 「折々の記」
...俵屋宗達の平治合戰屏風にある奔馬はみな關東平野産の馬のすがたをよく心得て描いてあるとおもふ...
吉川英治 「折々の記」
...宗達筆(そうたつひつ)の扇面画(せんめんが)に見られるような美術でもあります...
吉川英治 「随筆 新平家」
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