...宗近君は箕坐(あぐら)のまま旅行案内をひろげる...
夏目漱石 「虞美人草」
...宗近君はただ漫然と聴(き)いているばかりである...
夏目漱石 「虞美人草」
...宗近君をじろりと見た...
夏目漱石 「虞美人草」
...甲野(こうの)さんと宗近(むねちか)君の足音だけである...
夏目漱石 「虞美人草」
...甲野(こうの)さんと宗近(むねちか)君と相談の上取りきめた格言に云う...
夏目漱石 「虞美人草」
...「ハハハハ行くだろう」と宗近君は頭陀袋(ずだぶくろ)を棚(たな)へ上げた腰を卸(おろ)しながら笑う...
夏目漱石 「虞美人草」
...――何しろ一度も下山しないんだから」「そう山の中で年ばかり取ってどうする了見(りょうけん)かな」と宗近君が今度は独語(ひとりごと)のように云う...
夏目漱石 「虞美人草」
...宗近君はこの睫の奥からしみじみと妹に見られた...
夏目漱石 「虞美人草」
...「僕は三遍目だから驚ろかない」と宗近君は顔一面を明かるい方へ向けて云う...
夏目漱石 「虞美人草」
...常でさえ宗近君に捕(つら)まると何となく不安である...
夏目漱石 「虞美人草」
...鵜(う)と云う鳥を知ってるだろう」と宗近君が歩きながら云う...
夏目漱石 「虞美人草」
...「この間金時計を宗近(むねちか)にやれって云った時でも……」「小野さんに上げると御云いのかい」「小野さんにとは云わないけれども...
夏目漱石 「虞美人草」
...こっちはこっちで早く小野さんを入れてしまうから」「でも宗近の方は」「いいよ...
夏目漱石 「虞美人草」
...すると宗近へでも...
夏目漱石 「虞美人草」
...宗近君の眼から活人画が消える...
夏目漱石 「虞美人草」
...空金庫(からきんこ)を護(まも)っていた宗近君である...
夏目漱石 「虞美人草」
...なぜいらっしゃらなかったんです」宗近君は二三歩大股に歩いて来た...
夏目漱石 「虞美人草」
...誤解しちゃ困る」と宗近君はむしろ平然としている...
夏目漱石 「虞美人草」
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