...見た上でも元の宗近ならばそれまでであるが...
夏目漱石 「虞美人草」
...宗近君はまた甲野さんの袖をぐいと引いた...
夏目漱石 「虞美人草」
...甲野(こうの)さんと宗近(むねちか)君は...
夏目漱石 「虞美人草」
...同時に豊かな灯(ひ)が宗近家の座敷に点(とも)る...
夏目漱石 「虞美人草」
...「この間金時計を宗近(むねちか)にやれって云った時でも……」「小野さんに上げると御云いのかい」「小野さんにとは云わないけれども...
夏目漱石 「虞美人草」
...――もっとも宗近の御叔父がああ云う人だから...
夏目漱石 「虞美人草」
...「御前宗近へ行く気はないか」「ええ」「ない? どうしても厭(いや)か」「厭です」「そうか...
夏目漱石 「虞美人草」
...宗近の父(おとっ)さんが鬼更紗(おにざらさ)の座蒲団(ざぶとん)の上に坐っている...
夏目漱石 「虞美人草」
...宗近君が例のごとく活溌(かっぱつ)に這入(はい)って来る...
夏目漱石 「虞美人草」
...宗近君はつかつかと洋卓(テエブル)の角(かど)まで進んで来たが...
夏目漱石 「虞美人草」
...宗近君は椅子から腰を浮かしかかる...
夏目漱石 「虞美人草」
...「いったいどうしたんだ」と宗近君が聞いた...
夏目漱石 「虞美人草」
...宗近君は腕を拱(こまぬ)いたまま...
夏目漱石 「虞美人草」
...殺すのはもったいない」宗近君は骨張った甲野さんの肩を椅子の上で振り動かした...
夏目漱石 「虞美人草」
...兼(かね)てから藤尾に心のある宗近君である...
夏目漱石 「虞美人草」
...小野さんは宗近君の顔を見て大いに困った...
夏目漱石 「虞美人草」
...御帰り」と宗近君が煙草を啣(くわ)えながら云う...
夏目漱石 「虞美人草」
...宗近君は一歩を煖炉に近く大股に開いた...
夏目漱石 「虞美人草」
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