...従軍中しばしば清廷の宗室大官と親近する中に計らずも粛親王の知遇を得たのが青雲の機縁となった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...しかも不思議に宗室中で學問をした家である...
内藤湖南 「支那目録學」
...宗室どのは水を打ち花を活(い)け...
吉川英治 「新書太閤記」
...「いちど宗室を案内とし...
吉川英治 「新書太閤記」
...――が宗室、その日までお汝(こと)は生きているか」小姓に葡萄酒を酌(つ)がせながら、信長が、老人の彼をからかうと、宗室も負けてはいないで、「いやそれよりも、どうかてまえの生きているうちに、あなた様の御統業(ごとうぎょう)を、一日もお早く、宇内(うだい)に確(しか)とお示しください...
吉川英治 「新書太閤記」
...このほか、座談のうちには、信長の宿将たりともいえないような思い切った直言や、諷諫(ふうかん)を、宗室という男は、平気でいって退(の)けるのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...博多の町人というこの宗室...
吉川英治 「新書太閤記」
...いまも信長が、はなしに我を覚えなくなると、南蛮菓子へ手を出して、幾つでも食べる様子を見て、島井宗室が、「それには、砂糖という物を用いてありますから、お寝(やす)みの前に、たくさんはおよしなさい」と、注意すると、信長は、「砂糖はどくか」と、訊(たず)ね返した...
吉川英治 「新書太閤記」
...宗室はそれに答えて...
吉川英治 「新書太閤記」
...いけません」宗室は手を振った...
吉川英治 「新書太閤記」
...宗室、お汝(こと)も寺にたのまれたの」「ちと、お蔑(さげす)みが過ぎましょう...
吉川英治 「新書太閤記」
...国を憂いてのことでございます」宗室は真面目に...
吉川英治 「新書太閤記」
...老宗室とはおのずから違うものがあるだろう」宗湛は慎重な面(かお)をして...
吉川英治 「新書太閤記」
...そうじゃないか、宗室」「いや、分りました...
吉川英治 「新書太閤記」
...いつか島井宗室も...
吉川英治 「新書太閤記」
...島井宗室も帰る体(てい)を示して...
吉川英治 「新書太閤記」
...それを機(しお)に、信忠が立ち、宗室も辞した...
吉川英治 「新書太閤記」
...宗及や宗室のすがたまでも描かれていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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