...デアデヴィルは化け物馬を完膚ないまでやっつけたのだ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...殆んど完膚なからしめたり...
高木敏雄 「比較神話学」
...完膚無きまでの鉄槌をおのれの手で仇に下すことのみ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...新しい相対性理論によってその絶対性を完膚なきまでに打ち破られ...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...公衆の面前で完膚ないまでに侮辱されたにもかかわらず...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...殆ど悉く破壞せられて完膚なく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...殆ど悉く破壊せられて完膚なく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...この下郎共の口の端にかかって完膚(かんぷ)のあるのはないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...さすがのシュミッドが前後二巻一頁として完膚(かんぷ)なきまで真黒になっている...
夏目漱石 「永日小品」
...彼が最も愛して居たと思われる婦人の事は右述べた通り完膚なき迄に...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...そのかわり細胞の隅々(すみずみ)まで完膚なきまで治療されてゆく...
原民喜 「苦しく美しき夏」
...完膚(かんぷ)ないまでにひとつの鉱山をやっつけると...
久生十蘭 「キャラコさん」
...その巻添えで可哀そうな女学生までが完膚なくやっつけられて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...遠藤博士の説を完膚なきまでにたたきつけたものだ...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...特に『人形の家』は完膚なきまでにやつつけられた...
宮原晃一郎 「イプセンの日本語譯」
...完膚(かんぷ)なき迄に攪乱蹂躙(かくらんじゅうりん)されおり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...完膚(かんぷ)なきまでに粉砕され...
吉川英治 「三国志」
...まさに完膚(かんぷ)なきまで...
吉川英治 「三国志」
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