...今日の文明は完全無欠なものであるかといえば決してそうではない...
大隈重信 「女子教育の目的」
...これも完全無欠ではない...
大隈重信 「女子教育の目的」
...完全無欠だ!」司法主任はすっかり満悦の体(てい)で身を反らし...
大阪圭吉 「闖入者」
...その人の昔の学位論文が必ず完全無欠なものとは限らず...
寺田寅彦 「学位について」
...これをエウクレイデスの諸命題と同様に完全無欠だと結論づけた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...さて立場を完全無欠とすることによって...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...僕は諸君の完全無欠や優越や美点を何とも思わない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...完全無欠なる存在というのは...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...山崎と対馬の伜にたいする心の準備は完全無欠にやっておいたが...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...ソバケーヴィッチの拵らえた農奴目録は実に完全無欠で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...小説の主人公というものはどこまでも完全無欠な人間であるようにと望んでおられるからで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...又此世に生を受けし限りは人間の義務として完全無欠の人間に近づかんといふが如き高尚なる徳を有するものにはあらねども...
正岡子規 「読書弁」
...いくら先の男が完全無欠に見えても性理上の不適合があったら決して娘の気が進みません...
村井弦斎 「食道楽」
...夫の愛があるべきとおりに完全無欠であり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どんな政治制度でも絶対万能で完全無欠なものなどは...
矢部貞治 「政治学入門」
...完全無欠というものもないから...
矢部貞治 「政治学入門」
...完全無欠なアタマの持主だと自惚(うぬぼ)れ切っているから...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼は今まで通りの完全無欠の童貞……絶対無垢の青年として評判の美人……初枝を娶(めと)る事が出来るのだ...
夢野久作 「笑う唖女」
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