...其完全無欠な規定の細目を守つて...
石川啄木 「雲は天才である」
...『それでつまり私の作つた歌が其完全無欠なる教授細目に載つて居ないのでせう...
石川啄木 「雲は天才である」
...あの男は完全無欠な手際で復讐を為(な)しとげた...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...これも完全無欠ではない...
大隈重信 「女子教育の目的」
...まるで完全無欠の楽園みたいじゃないかね...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...これをエウクレイデスの諸命題と同様に完全無欠だと結論づけた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...ホームズは世界一の完全無欠な機械である...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...自己の立場の完全無欠の整合なるものは...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...完全無欠なカラマゾフだ――つまり何か血統とでもいうのかなあ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...完全無欠だ...
豊島与志雄 「自由人」
...僕は諸君の完全無欠や優越や美点を何とも思わない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かくて浮世絵に関する著述は千八百九十六年の始(はじめ)に及び遂(つい)にその研究の最も斬新にしてまた恐らくはその終極たるべき完全無欠の良著を得たり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...又此世に生を受けし限りは人間の義務として完全無欠の人間に近づかんといふが如き高尚なる徳を有するものにはあらねども...
正岡子規 「読書弁」
...もう一人の大プリマドンナは美しい声と完全無欠な発声法を持ち...
三浦環 「お蝶夫人」
...発声が完全無欠で...
三浦環 「お蝶夫人」
...それはほんとうに完全無欠なのであるから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...出まかせの言いわけが彼女たちには完全無欠の弁明として役立つのです...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...極めて完全無欠な...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
便利!手書き漢字入力検索