...さながら海の生物の完全な森林を示していた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...我が東亜は今日最も不完全な状態にある...
石原莞爾 「戦争史大観」
...世人の同情に依って完全なるユニバーシチーとなるのは指を屈して待つべきであろうと思う...
大隈重信 「東洋学人を懐う」
...不完全な点が幾らでも見出される...
丘浅次郎 「固形の論理」
...それらの大きな泡はまだ完全な形でのこっていた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...神の作品が完全なものであるかどうかを我々が尋求するたび毎に...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...神の作品が完全なものであるかどうかを我々が尋求するたびごとに...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...それ程文献学の適用がここでは完全なのだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...又教養たるや不完全なものだつた...
中原中也 「デボルド―※[#濁点付き片仮名ワ、1-7-82]ルモオル」
...完全な技巧と合した時に...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...これほど完全な勝利は例がないだろう...
野村胡堂 「胡堂百話」
...不完全な(割合によって同一であったり同一でなかったりする)同一性を構成するのは...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...私は何十年もの間、根気よくこの標品を蒐集してきたが、常に将来『日本植物図説』を刊行する時の研究材料にする心がまえで、完全な標品を、しかも多数にとる事を忘れなかった...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...こんな不完全な幻想第四次の銀河鐵道なんか...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...この完全な移動X光線班は一九一四年八月から各病院を廻り始めた...
宮本百合子 「キュリー夫人」
...かつては自然の法則と宗教の儀式を説きながら完全な童貞・断食・苦業の中に人間として生きた後...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...完全なる殲滅(せんめつ)をうけてしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼は完全な飮んだくれになつてしまつた...
若山牧水 「山寺」
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