...それから少し右に寄つて同じ木立(こだち)のあるのは安養寺といふ村の寺...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...二十四日安養寺(あんようじ)さんへ御挨拶にゆくために島を出る...
中勘助 「島守」
...ここから三里離れた飛行場で有名な立川には岩崎家の子安養豚所がある...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...若松にある安養寺は...
火野葦平 「花と龍」
...五時になると、安養寺の梵鐘が、鳴りだした...
火野葦平 「花と龍」
...右は、安養寺、左は、明治建築の古風な尖塔を持つ筑豊鉱業組合事務所...
火野葦平 「花と龍」
...「おやあ、ごりょんさん、どげんしました?」「昨夜(ゆうべ)、踊りを観に行ったかえりに、安養寺の坂で、転(こ)けましてねえ」「そりゃあ――あそこは、水道工事の跡がやりっぱなしで、危険じゃけん、早よ片づけて、街燈をつけんにゃいかん...
火野葦平 「花と龍」
...その安養寺へ来て見ると...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...四月二十九日に安養寺で切腹した...
森鴎外 「阿部一族」
...佐久(さく)の安養寺(あんようじ)という寺の庭にあって...
柳田國男 「日本の伝説」
...東京の近くでは府中の安養寺(あんようじ)に...
柳田国男 「山の人生」
...老後の安養を祈る老将ばかりです...
吉川英治 「三国志」
...米子市附近の安養寺にある五輪ノ塔だけである...
吉川英治 「私本太平記」
...屋敷裏からすぐ近くの安養寺の地内へ案内して行った...
吉川英治 「私本太平記」
...引っ返されよ……と申して来い」「承知仕りました」使番安養寺(あんようじ)猪之助は...
吉川英治 「新書太閤記」
...丹羽家の安養寺猪之助が...
吉川英治 「新書太閤記」
...ただ老後の安養を貪(むさぼ)らんがためでなかった...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...洛南深草の安養院という廃院に移った...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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