...ここに寝てゐて安養浄土を感じてゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...それから少し右に寄つて同じ木立(こだち)のあるのは安養寺といふ村の寺...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...恰(ちゃう)ど其(その)前(まえ)の日(ひ)に小額(こびたひ)に怪我(けが)さッしゃって……其時(そのとき)亡夫(やど)が……南無安養界(なむやんやうかい)!面白(おもしろ)い人(ひと)でなァ……孃(ぢゃう)を抱起(だきおこ)して「これ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...二十四日安養寺(あんようじ)さんへ御挨拶にゆくために島を出る...
中勘助 「島守」
...島へ移るまで私は湖畔の安養寺さんの離れに御厄介になっていた...
中勘助 「島守」
...五時になると、安養寺の梵鐘が、鳴りだした...
火野葦平 「花と龍」
...「おやあ、ごりょんさん、どげんしました?」「昨夜(ゆうべ)、踊りを観に行ったかえりに、安養寺の坂で、転(こ)けましてねえ」「そりゃあ――あそこは、水道工事の跡がやりっぱなしで、危険じゃけん、早よ片づけて、街燈をつけんにゃいかん...
火野葦平 「花と龍」
...安養寺の鐘が鳴っている...
火野葦平 「花と龍」
...安養寺(あんようじ)に寄った...
火野葦平 「花と龍」
...金五郎は、名簿から、数十人の死んだ子分の名を書き抜き、安養寺の和尚に、卒塔婆(そとうば)をつくって貰った...
火野葦平 「花と龍」
...安養寺に居られた故の御名であらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その安養寺へ来て見ると...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...「我が歳きはまりて安養浄土に還帰すといふとも...
三木清 「親鸞」
...老後の安養を祈る老将ばかりです...
吉川英治 「三国志」
...米子市附近の安養寺にある五輪ノ塔だけである...
吉川英治 「私本太平記」
...絶望のあまり米子(よなご)の安養寺に入って...
吉川英治 「私本太平記」
...屋敷裏からすぐ近くの安養寺の地内へ案内して行った...
吉川英治 「私本太平記」
...丹羽家の安養寺猪之助が...
吉川英治 「新書太閤記」
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