...安逸な生活が続くと、人は怠惰になってしまう...
...彼女は安逸な暮らしが好きだそうで、いつもマッサージに通っている...
...安逸に過ごす時間も必要だが、適度な運動も大切だ...
...会社の業績が悪化したため、今後は安逸な生活が送れなくなるかもしれない...
...若い人たちは、安逸を求めないで、苦労して経験を積むべきだと思う...
...その反動として安逸性が加倍し...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...何か安逸を貪る所業の様に感じさせた...
石川啄木 「葬列」
...若(も)しくは団体的の安逸に耽るよりは...
伊藤野枝 「日記より」
...或は安逸以て貴重なる生命を消費し...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...安逸を俺は憎んでいた...
高見順 「いやな感じ」
...もしそれを申し込まれたら彼女は厭(いや)とは言わないだろう! 退屈げに安逸を享楽している閑(ひま)な金持ちの婦人らを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...不如意が安逸に対抗する反抗である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その成猫した横着な、取りすました、そのくせ怯懦(きょうだ)にして、安逸を好み、日当りとこたつだけになじみたがる――そうして最後には、ただ化けて来ることだけを知っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...今は唯夢のやうな安逸と怠惰とだけが...
中島敦 「環礁」
...富とか安逸の匂いのするものは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...彼のいま陥(お)ち込(こ)んでいる異様な心的興奮が何かそんな考えを今までの彼の安逸さを根こそぎにする程にまで強力なものにさせたのだった...
堀辰雄 「菜穂子」
...安逸の素面から口吟まれゝば厭に露骨でワザとらしく見えるのも当然だが――大洋の真ツたゞ中で立ち働く者の胸のうち……そんなものは...
牧野信一 「雪景色」
...怠惰安逸な者が活溌勤勉な者と同じ立場におかれることになるならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ケチな安逸を貪る自分を...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...一日でも安逸を偸(ぬす)んでいたい輩(やから)なんです...
吉川英治 「三国志」
...安逸をたのしむ心になれば...
吉川英治 「宮本武蔵」
...つく息は、なにがなしに悩ましく、さながら怠惰へ、安逸へ、さらには小暗い願望へと、人の心をそそりたてるかのようだった...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...また安逸に執着する欲情を見よ...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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