...安然と過ごす: その地域は安然と過ごせる...
...安然の生活: 安然の生活を送ることができる...
...安然とした雰囲気: 安然とした雰囲気が漂っている...
...安然とした表情: 安然とした表情をしている...
...安然とした空気: 安然とした空気が流れている...
...安然としてただ平臥していた...
高浜虚子 「子規居士と余」
...まさに安然として計を得たりと為す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...然(しか)り而(しこう)して天下の士夫は安然黙然として...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...安然として獄に坐し夫(か)の天命を楽しむのみ」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...日本で古代梵語學の大家たる安然の悉曇藏などでも...
内藤湖南 「平安朝時代の漢文學」
...そうして安然とここへ座を構え込んでしまって...
中里介山 「大菩薩峠」
...その間も安然として舳先(へさき)に坐って...
中里介山 「大菩薩峠」
...いったい、あねさん、あねさんと言わっしゃるが、ドコの何というあねさんなんですね、まさか本所のあねさんでもござるまいがなあ」と道庵が言いますと、中年僧は、「あねさんというのは俗称でござんしてな――実は五大院の安然(あんねん)大和尚のこれがその爪髪塔(そうはつとう)なんでござんすよ」「ははあ、安然大和尚、一名あねさん――」「その通りでござんす、これが安然大和尚の爪髪塔なることは、歴然として考証も成り立つし、第一、磨滅こそしているようですが、よくごらんになりますと、ここにこれ、もったいなくも『勅伝法――五大院先徳安然大和尚』と銘がはっきり出ております」「ははあ、なるほど」道庵がまだ注意しなかった石の側面に、なるほど立派に右の如く読める文字が刻してある...
中里介山 「大菩薩峠」
...三十七五大院の安然に就いては...
中里介山 「大菩薩峠」
...安然は東岳の唇舌を以て西天の音韻に通ず...
中里介山 「大菩薩峠」
...五大院の安然大和尚が...
中里介山 「大菩薩峠」
...安然大和尚に譲らねえつもりだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...安然大和尚ともあるべき人物が...
中里介山 「大菩薩峠」
...安然法師は歎息し...
中里介山 「大菩薩峠」
...その蟻が今の世で人間となって京都へ生れ、木屋町で豆腐屋を開いて、相当に繁昌している、よって、お前さん、母御をつれて、その豆腐屋へ行って相談してごらんなさい」投げ足の弁天から、これだけのことを教えられて、安然法師も、当座の急を救われる喜びには打たれたけれども、それにしても、弁天の応対ぶりが不愉快であった...
中里介山 「大菩薩峠」
...安然は豆腐のカラを恵まれて...
中里介山 「大菩薩峠」
...安然大師のために...
中里介山 「大菩薩峠」
...亡き安然大徳に追善供養すると同時に...
中里介山 「大菩薩峠」
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