...だが己は今までだって安楽に暮して来たのだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...われわれの芸術の効果は単にこの低調な状態を安楽にし...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...達者で安楽にしている)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...今に至ってその身その身安楽に妻子を扶助し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...互いに人の妨げをなさずしておのおの安楽にこの世を渡らしめ給うの趣意なり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...以後は豪勢に安楽に暮らせるのに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...そこに安堵(あんど)して暮しているものはみんな安楽に見えて来る...
本庄陸男 「石狩川」
...我ごとき土民までも安楽に栄え美々しき事どもを見きく事のありがたさよ...
南方熊楠 「十二支考」
...怠惰に安楽に暮していました...
宮本百合子 「幸福について」
...余りにもお前を裕福安楽にしてやったために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この世を安楽に・忙(せ)わしくではなくむしろのんびりと・送ることにあったから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(b)我々が安楽に暮すのに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...安楽にのびのびと眠りこんでいる人の寝息のようであった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...本当に安楽に死ねたと思うの」「そんなことがあるもんか」怒ったようにこう云って...
山本周五郎 「寒橋」
...しかしそれはそう安楽にはゆかなかった...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...御安楽に思し召されませられいなあ」おひひひというのは笑い声であるがそのときは...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...身を安楽にしていてくれないかと」「良人(おっと)たるお奉行が...
吉川英治 「大岡越前」
...極りきったお上の年扶持(ねんぶち)を捨てても一代安楽に暮されたものであった...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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